
日本代表“1キャップ”で終わる選手ではない。24歳DFが明かす「怖さがないわけではない」胸中
記念すべきA代表デビュー戦(2023年3月28日のコロンビア戦)で負傷して以降、度重なる怪我に苦しんできた選手がいる。FC東京のバングーナガンデ佳史扶だ。
そのコロンビア戦で右足を痛めると、右膝膝蓋骨骨挫傷(全治約4週間)と診断された。さらに2024年にはパリ五輪を目前に控えたU-23日本代表のアメリカ遠征で左足を負傷。約1年をかけて戦列に復帰したものの、今年4月には左大腿直筋肉離れで戦線離脱を余儀なくされた。
怪我の連鎖に苦しんできた24歳のDFだが、それでも8月1日のボルシア・ドルトムント戦では左サイドバックとして後半から途中出場。着実に復調への階段を上っている。
現在のコンディション、そしてプレーへの怖さについて尋ねられた彼は、「怖さがないわけではないですけど」と胸の内を明かしながらも、「その怖さは減ってきています」と前向きに語った。
「(怪我を)何度も繰り返しているので、自分の中で止まってしまう場面はキャンプの時にはありましたが、徐々に試合をやっていく中で減ってきた感覚はあります」
では、頭の中で描くプレーと実際の動きにズレはないのか。
「ありますけど、それをすり合わせていけるような身体の状態にはなっているので、あとはそこをどんどんすり合わせていって、再発しなければいいなと思っています」
本人によれば、コンディションはトップレベルに近づいているという。ただ、それだけに気を引き締めている。
「だんだん身体が思うように動くようになってきたところで、出力を出しすぎてしまってバチンときてしまうので、今が一番、いい意味で慎重になっています」
日本代表での出場は、まだ1試合。だが、その実力を考えれば、そこで終わる選手ではない。度重なる怪我を乗り越え、再び日の丸を背負う日を期待したい。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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