8月13日に開幕する男子テニスのマスターズ1000シリーズ「シンシナティ・オープン」(アメリカ・シンシナティ/ハードコート)は5日に公式SNSを更新し、今年の大会にディフェンディングチャンピオンとして出場予定だった世界ランキング3位のカルロス・アルカラス(スペイン)が右手首の負傷により欠場を表明したと伝えた。
現在23歳のアルカラスは今年4月の「バルセロナ・オープン」(ATP500)で右手首を痛めた。その後は「マドリード・オープン」と「イタリア国際」(いずれもATP1000)に加え、「全仏オープン」と「ウインブルドン」の四大大会2大会、さらには現在開催中の「ナショナルバンク・オープン」(カナダ・モントリオール/ATP1000)も欠場し、約4カ月にわたってツアーを離れている。そしてエントリーリストに名を連ねていた今大会も手首の回復が間に合わず、復帰は先送りとなった。
シンシナティOPはインスタグラムとXを通じ、「カルロス・アルカラス選手がシンシナティ・オープンの出場を見送ることとなりました」と発表。その上で「2025年のチャンピオンである彼の回復を祈ります。来年はあなたをお迎えできることを楽しみにしています!」と激励のメッセージを綴っている。
最近は高強度のコート練習を行なうなど順調な回復ぶりをうかがわせていたアルカラス。しかし同選手の陣営は決して復帰を急がない方針を示しており、今回も無理をしない判断を下したとみられる。
テニス選手にとって手首の故障は、選手生命をも脅かしかねない厄介なものだ。過去には元世界3位のホアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)や同じく元3位のドミニク・ティーム(オーストリア)らが同箇所のケガに苦しみ、キャリアに影響した前例がある。それだけに、アルカラスチームが慎重な姿勢を貫いているのも無理はない。
現時点でアルカラスは今季最後の四大大会「全米オープン」(8月30日~9月12日/アメリカ・ニューヨーク/ハード)にエントリーしているが、カナダ・マスターズのみならずシンシナティまで辞退したとなると、タイトル防衛が懸かる全米の出場も微妙な状況と言えそうだ。それでもまずは回復に専念し、万全の状態でツアーに戻ってきてくれることを願うばかりである。
文●中村光佑
【画像】アルカラスの欠場を伝えたシンシナティ・オープンのSNS画面
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