1995年6月にクレアラシルのCMでデビューした広末涼子が、多くの男子の心を掴んだのは、同年に「週刊ヤングジャンプ」の表紙とグラビアを飾ったことが大きかった。
そして1996年、NTTドコモポケベルのCM「広末涼子、ポケベルはじめる」で一躍、有名に。その翌年には「MajiでKoiする5秒前」で歌手デビューしてトップアイドルとなり、その後は女優業をメインに活躍した。しかし…。
2023年の鳥羽周作シェフとのW不倫発覚からの離婚、そして2025年の自動車事故と病院大暴れ事件。近年は不祥事で取り上げられることの方が多かった。
そんな広末を、8月6日放送の「THE TIME,」(TBS系)は夏休み特別企画「“TIMEな人”WEEK」で取り上げ、今年4月1日に活動再開を発表した彼女の、復帰後初となるバースデーライブに密着。さらに事故後の休養期間の裏側と、今後について語る姿を放送した。
インタビューの中で、
「みなさんが応援して下さったからもう一度、こういうステージに立てるなっていうのを、すごく実感しています」
と語った広末。自身が「双極性感情障害」と「甲状腺機能亢進症」を患っていることを公表したことについては、次男から「ママのファンの人だったら、それを知りたいんじゃないか」と言われたことがきっかけだったと明かした。
そして今後については、
「ちょっとずつ細々と、お仕事と向き合っていけたらいいなと思ってます」
と笑って答えている。
最後に、このインタビュー後に開かれたバースデーライブ当日の広末の姿が映ると、デビュー時を思い出させるショートカットになっていた。その理由を聞かれて、
「せっかく皆さんとお会いできるので、懐かしい広末のイメージだったりとか、同窓会みたいな気分になってもらえたらいいなと思ったので」
盛り上がるファンの様子から察するに、喜んで受け入れられていたようだ。
VTR後に安住紳一郎アナが口を開く。
「いろいろね、出来事ありましたので、広末涼子さんを今どういうふうに見ているかというと、色々な意見があるんだと思いますけども…」
広末のセカンドシングル「大スキ!」のサビ部分を「とってもとってもとってもとっても…」とエンドレスで続けて、
「カラオケでそうやって歌ってました」
そう笑っていたところを見るに、彼もまた当時、広末にぞっこんだったクチではなかろうか。
複数回の不倫騒動でも需要は途切れない
今回の広末の地上波テレビ復帰について、一部視聴者からは既に多くの批判の声が噴出。しかし私は、彼女がなんだかんだで生き残っていくと確信している。複数回の不倫騒動を起こしながらも、需要が途切れない斉藤由貴と同じ系譜を感じるからだ。
斉藤は「少年マガジン」のミスマガジンとして芸能界入りし、明星食品の「青春という名のラーメン」のCMで世間に知られるようになった。「卒業」での歌手デビューやドラマ「スケバン刑事」の大ヒットで、トップアイドルへと上り詰めた。
広末と斉藤には「漫画雑誌で男子のハートを掴み、CMで広く知られ、歌手デビューしてトップアイドルへ」という、非常に似通ったシンデレラルートを辿った共通点がある。
そして彼女たちの全盛期をリアルタイムで見守ってきたファンは、一般層だけでなく業界内にも多い。しかも彼らは年齢的に、そこそこのポジションに就いている。
かつて恋焦がれたアイドルが今も変わらず輝くようにと、手を差し伸べる「元男子」がいる限り、彼女達は何度でも戻ってこられるのだ。
(堀江南/テレビソムリエ)

