今夏のロサンゼルス・レイカーズはレブロン・ジェームズ、八村塁、マーカス・スマート、ディアンドレ・エイトン、ルーク・ケナードら主力が次々と退団。代わりにウォーカー・ケスラー、コリン・セクストン、クエンティン・グライムズ、ジェイデン・ハーディー、ケボン・ルーニーらを獲得した。
ルカ・ドンチッチとオフに大型契約を結んだオースティン・リーブスを中心に新たなチーム作りをスタートさせたレイカーズだが、元オールスター選手のタイロン・ヒルは、来季のウエスタン・カンファレンスで上位争いを演じるのは難しいと見ている。
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現役時代にディフェンスやリバウンドでチームを支え、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ時代の2001年にファイナル出場経験を持つヒルは、ロサンゼルスのスポーツラジオ番組『97.1 The Fan LA』に出演。最大の不安材料として、主力選手の健康状態を挙げた。
「彼らが健康を維持し、いい戦いを見せ、さらに今のコアメンバーに加えてフリーエージェントやトレードで補強できれば、うまくいくだろう」
昨季のレイカーズは、ドンチッチがシーズン終盤にハムストリングを負傷。相棒リーブスも複数の故障で戦線離脱を経験するなど、主力のケガに苦しめられ、プレーオフではカンファレンス準決勝でオクラホマシティ・サンダーにスウィープ負けを喫した。
ヒルは、来季も健康面が最大のカギになると考えている。
「でも、プレシーズンで彼らのうち1人でもケガをしたら、レイカーズにとっては大惨事だ。健康を維持し、ファンを盛り上げ、(今後)トレードやフリーエージェントで補強できれば悪くないチームになると思う。でも、来季ウエストのトップ5に入るかと言われたら?絶対にない」
レイカーズは昨季、ドンチッチが得点王に輝き、リーブスもプレーメーカーとして成長するなど、オフェンス面ではリーグ屈指の破壊力を誇った。一方で、ディフェンスとリバウンドは課題として残っており、ヒルはそうした弱点が優勝争いを左右すると見ている。
さらに、2025年王者のサンダーと、昨季ファイナリストのサンアントニオ・スパーズについて問われると、現時点で両チームに対抗できる存在はいないとの見解を示した。
「スパーズとサンダーは、これからもお互いに競い合っていくだろう。現時点では、それ以外のチームは見当たらない。(スパーズとサンダーは)ただ戦力が揃っているだけじゃない。相手に恐怖を与える存在感があるんだ。その『恐怖』が、多くの試合で勝利につながることもある」
ヒルは、その“恐怖”が対戦相手に与える心理的な影響について、レブロンが加入したシクサーズを例に説明した。
「例えばフィラデルフィアと対戦するとしよう。レブロン、ジェイレン・ブラウン、タイリース・マキシーと戦わなければならない。試合前日の時点で、『どうやって彼らを止めればいいんだ』と考えることになる」
ドンチッチを中心に新たなスタートを切ったレイカーズだが、ヒルは健康面への不安とディフェンスの課題を理由に、現時点ではサンダーやスパーズとの差は埋まっていないと見ている。
構成●ダンクシュート編集部
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