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【新日本】聖地沸騰…オレッグが辻超えでAブロック首位タイ浮上 「辻、お前は本当に男だね」

【新日本】聖地沸騰…オレッグが辻超えでAブロック首位タイ浮上 「辻、お前は本当に男だね」

『G1 CLIMAX 36』東京・後楽園ホール(2026年8月6日)
Aブロック公式戦 ○ボルチン・オレッグvs辻陽太×

 オレッグが聖地・後楽園ホールを何度も沸騰させたうえで、真っ向勝負で辻超えを達成。今G1で5勝目を手にし、KONOSUKE TAKESHITAと並ぶAブロック首位タイに浮上した。

 4勝2敗で2位タイに揃って立つIWGPヘビー級王者の辻とSTRONG王者のオレッグがメインイベントで激突した。辻は現在3連勝中で、一方のオレッグも前戦でSANADAをわずか90秒で破っており、どちらも勢いに乗っている状態。2人は3年連続のG1での対戦となり、2024年、2025年と辻がジーンブラスターで連勝していた。

 セミファイナルで単独首位のTAKESHITAが敗れたため、この試合の勝者がTAKESHITAと並んで首位タイに並ぶという状況での一戦。オレッグはパワフルな攻撃で何度もどよめきを誘ったが、冷静な辻はジーンブラスターにつなげるべく腹への一点集中攻撃で試合を掌握した。

 オレッグはパワーを活かした攻撃を駆使して何度も押し返すが、辻もジャイアントスイングやブレーンバスタースラムで譲らず。腹部をまたも攻めると、今度はスリーパーに捕獲した。オレッグは辻を担いでそのままコーナーに上がろうとするが、危険を察知した辻は先に手を離し、背後から組みついて倒れ込み式のパワーボムを繰り出す。オレッグはエプロンで大の字に。あとを追った辻はエプロンで捨て身のジーンブラスターも敢行。2人はそのまま場外に転落した。

 辻は先にリングに戻るが、オレッグはリングアウト寸前で滑り込むも、腰を押さえて動けない。海野レフェリーの体を掴んで這うようにして立ち上がるが、ここぞとばかりに辻が大技を連発し、ジーンブラスターで仕留めにかかった。が、オレッグはそれをキャッチすると、そのままの勢いでパワーボムをズバリ。試合を五分に戻すと、場内は「ボルチン」コールに包まれる。

 大技合戦に発展するも、オレッグはショートレンジでカミカゼを繰り出した。負けじと辻も一度はオレッグの絶叫で足を止めてしまったものの、ドロップキックに吹き飛ばされても倒れず、ジーンブラスターをぶち込む。ここが勝負所と見た辻は、掟破りの逆カミカゼからファイヤーブラスターの構え。しかし、オレッグは強烈なラリアットで迎撃し、バーティクトでぶん投げて、大「ボルチン」コールを巻き起こす。

 抵抗する辻に餅つきパワーボムを仕掛ける。辻はウラカンラナで切り返し、ファイヤーブラスターの体勢に再び入ったものの、オレッグは力ずくで担ぎ上げて餅つきパワーボムがさく裂。自分の顔を叩いて気合いを入れると、カミカゼで勝負に出ようとする。辻がロープを掴んで最後の粘りを見せるが、オレッグはコーナーに上がって、ラストカミカゼを敢行。大歓声のなかで3カウントを奪った。

 オレッグが聖地を何度も沸騰させたうえで、辻を真っ向から破って5勝目。これでTAKESHITAと並んで首位タイに立った。一方、辻は一歩後退となった。

 マイクを持ったオレッグは「おい、辻! ちょっと待って。辻、あなたは悪い言い方だけど、褒めるのよくないけど、お前は本当に男だね。最強の男、新日本プロレスの男だ」と熱い言葉でIWGPヘビー級王者・辻を称賛。場内も大歓声に包まれる。オレッグは「自分の言っている通り、頑張っている人間だから、だから俺もあなたについていく。あなたに負けないようについていく。それで新日本もっと強くなるぞ。お前のおかげだよ」と必死に日本語でアピールした。

 さらに、「あと、もちろん俺が今日勝ったのはひとりじゃないから。モンスターになったのはあなたのおかげもあるけれど、皆さんのおかげだよ」と観客にも感謝すると、またまた大「ボルチン」コールが発生。オレッグは「カザフスタンの言葉で締めたいけど、ただ好きなプロレスの戦いで、好きなプロレスで、俺が最強の戦士になりたいから。これからG1優勝して…アウガ! アウガ! アウガ!」とカザフスタンの言葉で「頑張れ」を意味する「アウガ」を絶叫して、熱戦続きの後楽園大会を締めくくった。

 バックステージでも、「自分は今年辻がMVPと思ってるから。本当にメッチャ強いし、頑張っているし。それを見たら自分たちも頑張らなきゃいけないと思うし、これからもっと頑張るし」と辻を称えたオレッグ。「G1に向けて、そこがおもしろいところ。プロレスでどれだけ体がしんどくて、どれだけ人間は弱くても、プロレスのファンのおかげで強くなって、モンスターになって。人によって自分のいいところが100%以上出せるから。それがプロレスにしかないところだから」とプロレスの魅力を自らの言葉で語った。

 このG1で完全にプロレスに開眼し、観客の支持も集めているオレッグ。首位タイに立った今、狙うは優勝だけだ。次戦は8・9高崎大会で、NEVER6人タッグ王座を保持した時のパートナーだった後藤洋央紀と激突する。荒武者狩りを果たし、初優勝へ向けてさらに勢いを加速させることができるのか。一方、敗れた辻はグレート-O-カーンと対戦する。

【オレッグの話】「(※肩を貸してくれた松本と中原に)ありがとうね。(※体育座りになり)いや、リングで言った通りで、今日はスピーチは短くね。自分は今年は辻がMVPと思ってるから。本当にメッチャ強いし頑張ってるし、それを見たら自分たちも頑張らなきゃいけないと思うし、これからもっと頑張るし、とりあえず『G1』に向けて。もうそこがおもしろいところ、プロレスで。どれだけ体しんどくて、どれだけ人間は弱くても、そのプロレスのファンのおかげで強くなってモンスターになって、人によっては自分のいいところが100%以上出せるから。それがプロレスにしかないとこだから。ありがとうございました」

【辻の話】「(※床に座り込み、腹にIWGPヘビー級のベルトを置いて)まったく、チャンピオンとして情けないとともに、頼もしいぜ、ボルチン・オレッグ! 商売あがったりだ、アンタにこんなこと言われたんじゃな。うれしいぜ。後藤にはさ、『1人で背負うな』って言われたけどさ、俺はハナから、俺1人で背負えるなんざ、ひと言も言ったことない。この、新日本プロレスのレスラーみんなで新たな黄金時代を作るんだ。そう、俺たちならできる。俺たちならできる。俺たちなら、できるはずだ」

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