
「なんと恥知らずな!」アルゼンチン協会がイングランド勝利の日を“記念日”に制定→英メディアは呆れモード「横断幕騒動の怒りは収まっていない」
現地8月5日、アルゼンチンサッカー協会は理事会を開き、北中米ワールドカップ準決勝でイングランドに2-1の逆転勝ちを収めた「7月15日」を「サッカー代表チームの日」と名付け、正式に記念日として制定した。
同協会は「この日は、2026年ワールドカップ準決勝におけるアルビセレステ(代表チームの愛称)のイングランド戦での偉大で歴史的な勝利を記念するために選ばれました」と発表し、「リオネル・スカローニ監督率いるチームは、イングランドに1点をリードされていましたが、エンソ・フェルナンデスとラウタロ・マルティネスのゴールによって逆転し、国中を熱狂の渦に巻き込んだ。人びとは通りへあふれ出て勝利を祝いました」と説明した。
これを受け、英メディアの反応は冷ややかだ。英紙『The Sun』は「なんと恥知らずな! アルゼンチンはフォークランド横断幕騒動で怒りが収まらないなか、イングランド戦勝利を記念する特別な日を制定したのだ」と銘打った記事を掲載。「同国はイングランド戦での勝利を非常に価値あるものとして受け止め、記念日まで設けたのである」となかば呆れたように事実を伝えた。
フォークランド紛争は1982年に南大西洋の英領フォークランド諸島の領有権を巡って起きた、英国とアルゼンチンの戦争。およそ2か月の軍事衝突で英国側が255名、アルゼンチン側が民間人を含む907名の犠牲者を出し、英国の勝利に終わった。
今回のイングランド戦後、アルゼンチン代表の複数の選手がとった行動が物議を醸した。クリスティアン・ロメロ、リサンドロ・マルティネス、ジオバニ・ロ・チェルソの3人が「マルビナス諸島(英国ではフォークランド諸島)はアルゼンチンのものだ」と書かれた横断幕を手に勝利を祝ったのである。
『The Sun』紙は「選手たちによると、横断幕はスタンドのファンから手渡されたものだったようだが、まるで言い訳にはならない」とばっさり。そのうえで「横断幕を掲げた選手たちには出場停止処分を求める声が上がっており、FIFAはすでに調査を開始している。さらに決勝のスペイン戦後にも複数の選手が乱闘騒ぎを起こし、いずれも該当者たちはFIFAから制裁を受けるだろう」と報じた。
さらに、「FIFA懲戒規定によれば、規律・倫理担当検察官には世界全体を対象とする出場停止処分を科す権限がある」と補足しつつ、「アルゼンチンは2030年ワールドカップの共同開催国であるため、同大会の予選を戦うことはない。そのため、仮に出場停止処分が科されたとしても、その処分が適用されるのは2030年ワールドカップ初戦になる可能性がある」と予測した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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