キャリアの幕引きがいよいよ、現実のものとなりつつある。2軍調整中のヤクルトス・石川雅規投手は3月に負った上半身のケガの影響で、ここまで1軍登板なし。2軍ではリリーフに回ることもあり、若手に混じって登板機会を得るたびに打たれ、1軍昇格の見通しは立っていない。
戸田球場で行われたファーム東地区のロッテ戦(8月2日)では、1回に2本のホームランを浴びるなど4失点。4回6安打5失点の大炎上に終わってしまった。
通算200勝まであと12勝としている46歳の大ベテランはこの先、どうなるのか。
「25年連続勝利が途絶えると悟れば、この8月中にも引退の決断を下し、発表となる可能性が出てきます。ヤクルトは若手投手の育成に成功しつつある。功労者が新星の出番を潰すことだけは避けたいところ。ヤングスワローズたちの居場所を奪わぬために、快くバトンを渡す覚悟は持っていますから」(球界関係者)
現場で汗を流す投手コーチや参謀的な職務で資質が生きる
池山スワローズはAクラス死守が絶対的な目標となっているため、単純に今、1軍で勝てる確率が最も高い投手を優先せざるえない。
「早い回で捕まるケースが多い石川を1軍で投げさせるには、リリーフ陣の負担が増えてチームが崩壊するリスクを伴います。現在のヤクルトには石川に配慮したり、大記録のお膳立てをする余裕はありません」(スポーツ紙デスク)
では仮にユニフォームを脱ぐとなれば、引退後はどんな道へと進むことになるのか。
「優しすぎるキャラクターなのでリーダータイプではないですし、全権を握って引っ張る監督というのは考えにくい。現場で汗を流す投手コーチや参謀的な職務で、その資質が生きると考えられます。まずは球団編成、スカウト、評論家から勉強していくことになるかもしれません」(球団関係者)
功労者はどんな答えを選ぶのだろうか。
(板垣流星)

