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【伊達公子】ハードコートが得意な全米オープンで活躍が期待できる若手たち<SMASH>

【伊達公子】ハードコートが得意な全米オープンで活躍が期待できる若手たち<SMASH>

8月30日から今年最後のグランドスラム「全米オープンテニス」が始まります。今回は少し早いですが、注目したい若手選手を紹介しましょう。

 女子はまず、アレクサンドラ・イーラ(フィリピン/世界ランキング20位/21歳)です。ウインブルドンではイガ・シフィオンテク(ポーランド/同8位)に勝利してベスト16入りを果たしました。さらに、前哨戦の「DCオープン」(WTA500)では、念願のツアー初優勝を飾っています。

 18歳の頃と比べると色んな意味で成熟してきました。フィジカル、タフな時でも負けない気持ち、負けない技術も備わって来て、トップ選手と戦っても、対抗できるテニスになってきています。加えて、左利きですし、パワー負けもしなくなってきました。

 スペインのナダルアカデミーが拠点ですが、ハードコートが1番得意だと思います。自分からコースを変えられるのも彼女の強みなので、調子が上がってきている今、ハードコートの全米では活躍が期待できそうです。

 アメリカの若手、イバ・ヨビッチ(同16位/18歳)も注目です。今年の全豪オープンではベスト8入りを果たしています。地元の応援を力にするか、プレッシャーになるのかですが、動じないタイプなのでプラスの力にしそうです。

 若いので怖いもの知らずで挑戦できますし、アメリカは層が厚いので、自分らしく突き進みやすいポジションにもいると思います。彼女は弱点が少なくそつないプレーをするタイプで、安定感のあるテニスをします。ベスト8や4という可能性もあるのではないでしょうか。
  女子の若手で1番優勝に近いと言えば、ミラ・アンドレーワ(ロシア/同5位/19歳)でしょう。今年の全仏オープンで優勝し経験も積めています。リンダ・ノスコワ(チェコ/同7位/21歳)はウインブルドンで優勝したテニスがスタンダードになってくればチャンスはあります。勝ち切ってタイトルを取ったということは自信になりますから。

 男子の若手ではアメリカのラーナー・ティエン(同19位/20歳)が期待できそうです。地元の応援がありますし、左利きという点もプラスです。昨年からマイケル・チャン氏がコーチに付いており環境も整ってきているのでしょう。昨年11月からツアータイトルを2つ獲得し、現在はキャリアハイを更新中です。2022年から全米オープンの本戦に出場していますが、実は4戦4敗。今年は初勝利を挙げて突き進めるかもしれません。

 若手で注目されているのは、ブラジルのジョアオ・フォンセカ(同27位/19歳)です。彼のビッグサービスとフォアハンドはハードコートで威力を発揮するでしょう。ただし、グランドスラムでの最高成績が、今年の全仏オープンのベスト8と、周囲の期待ほど結果を出せていない現状があります。そろそろ大ブレークしてほしいところですね。

 若手の活躍を1週目から注目していきましょう。

文●伊達公子
撮影協力/株式会社SIXINCH.ジャパン

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配信元: THE DIGEST

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