夏の風物詩「第108回全国高校野球選手権大会」が開幕し、阪神甲子園球場で熱戦が展開されている。休養日3日を入れたスケジュールで開催され、順調に試合が消化されれば8月22日に決勝が行われる。
毎年「夏の甲子園」にはプロ野球スカウト陣が集まり、ドラフト会議に向けた選手評価の場、いわゆる品評会となっている。今年は2投手が目玉となっている模様だ。
アマチュア野球を取材するスポーツジャーナリストが現状を解説する。
「ビッグネームは横浜高校(神奈川)のエース・織田翔希投手ですね。最速156キロをマークしていますし、スライダー、スプリットはプロでも通用します。腕の振りが強いので、球がホップするスケールの大きさが目を引きますね。阪神やDeNA、ソフトバンクからの1位指名が予想されています」
これに続くのが沖縄尚学高校(沖縄)の左腕・末吉良丞投手だという。甲子園は春夏合わせて4回目の出場で、大舞台に慣れている。
「ストレートは159キロ近く、チェンジアップとスライダーは高校レベルをはるかに超えています。広島と西武がマークしていますね」(前出・スポーツジャーナリスト)
さらに中京高校(岐阜)の鈴木悠悟投手は、育成指名の可能性も含めたドラフト候補となっている。
準々決勝と準決勝は「午前8時」で決勝戦は「午前10時」プレーボール
野手部門に目を移せば、
「攻撃的なショート、横浜高校の池田聖摩内野手は上位指名候補です。打撃だけでなく、守備も一級品ですね。あとは走攻守の3拍子が揃った岡山学芸館高校(岡山)の池本優司外野手が、ドラフトの中位から下位でひっかりそうです。甲子園で大きな一打を放って評価を上げられるか、期待がかかります」(前出・スポーツジャーナリスト)
プロスカウトが熱い視線を送る中、野球の聖地でそれぞれの持ち味を思いきりアピールしてほしいものである。
なお、大会は暑さ対策で第3日から第8日まで、午前8時からの朝の部と夕方からの午後の部に分けて進行。準々決勝と準決勝は午前8時の試合開始で、決勝戦は午前10時のプレーボールとなる。
(高橋裕介)

