【モデルプレス=2026/08/07】WEST.の小瀧望が主演を務める舞台『ロックンロール』が11月6日~8日に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、11月13日~12月6日に東京建物 ぴあ シアターにて上演される。この度、メインビジュアルが解禁された。
◆小瀧望主演「ロックンロール」メインビジュアル解禁
この度、物語の世界観を象徴する公演ビジュアルが完成した。愛するロックンロールを自由に聴くことができず割れたレコードに囲まれながら抑圧された状況に対抗するような力強い眼差しでまっすぐ前を見つめるヤンと、相反する考えを持ちながらもそんなヤンに関わっていく人々の対比を表現するようなビジュアルとなっている。ロックンロールが導くのは解放かあるいは孤独か...。音楽を通して自由を求めたヤンの行き先は...。
◆小瀧望主演「ロックンロール」上演
話題作を次々生み出したイギリスの世界的な劇作家 トム・ストッパードが祖国チェコスロバキアを舞台に、20年の歴史的情勢のうねりも描きながら自由への尊さを謳う『ロックンロール』。愛するロックンロールと母親を守るためソ連軍の侵攻に揺れる祖国への帰国を決意するケンブリッジ大学の留学生ヤンと、ヤンの大学教授であるマックスの対照的な信念を持つ2人を中心に、激動の時代を生きる姿を描きます。劇中では、ローリング・ストーンズやピンク・フロイド、ボブ・ディラン、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドなど実在した著名な歌手の楽曲が鳴り響き、弾圧に屈することなく現在も活動を続けているチェコスロバキアの伝説的なバンド、ザ・プラスティック・ピープル・オブ・ジ・ユニバースの音楽も物語のキーとして登場。音楽が持つ自由の力が最大限に活かされ、人間の尊厳とは何かを問う作品。演出には「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」(2017)、「ほんとうのハウンド警部」(2021)、「レオポルトシュタット」(2022)でもトム・ストッパード作品の演出を手掛けている小川絵梨子が、歴史の波に翻弄されながらも信念を貫く登場人物の心理を丁寧に描き出す。
◆小瀧望主演「ロックンロール」公演ビジュアル解禁
主人公ヤンを演じるのは若手演技派俳優として高く評価されている小瀧。弾圧されながらもロックンロールを愛する信念を貫く青年の20年という長きにわたる人生を1人で演じる。ヤンの恩師で共産主義の大学教授マックスを演じるのは、ミュージカルで圧倒的な歌唱力と演技で魅了し近年では話題の映像作品に出演が続いている吉原光夫。自由を愛するヤンと共
産主義を支持するマックスという対照的な人物2人を軸に物語が展開される。そしてマックスの娘エズミには映像や舞台問わず確かな演技で活躍が続く村川絵梨、ヤンの友人フェルディナントに著名な演出家の舞台に引く手あまたの大鶴佐助、エズミの元夫ナイジェルと審問官を演じるのはミュージカルを中心に活躍する上口耕平が4年ぶりにストレートプレイに出演する。さらに数多くの舞台作品に出演し重厚な演技で魅了している名優、那須佐代子がマックスの妻エレナを繊細に演じる。(modelpress編集部)
◆村川絵梨コメント
ロックンロールが生まれる背景には、時代ごとに激動の日々を生き抜く人々が居ると思います。そしていま、日本で生きる私達にも通じる想いがこの物語にはあります。トム・ストッパード×小川絵梨子さんの作品に挑ませていただくのは2度目。濃密な演劇時間を過ごす事になるでしょう...!時代を彩ったロックミュージックと共に、熱く激しく生きた人々の物語を素敵なキャストの皆様と紡いでいく日々が楽しみです。是非、新しく出来た劇場でお待ちしています!
◆大鶴佐助コメント
この度フェルディナント役を演じます大鶴佐助です。最初戯曲を読んだ時は頭が真っ白になりました。政治、時代、思想、娯楽、青春、老いすべてが同時進行で描かれていて、当時の西側諸国と東欧の時代背景や主義主張、理想や文化を学ばないと作品を理解する事すら出来ないと思いました。自分の演ずる役が何を信じて、どう生きるのかを模索しながらカンパニーの皆様と葛藤するのを楽しみにしております。
◆上口耕平コメント
この作品に参加できることをとても嬉しく思っています。人が何を信じ、何を守りながら生きるのかを問いかけてくれる作品である今作を通じて、皆様にも、今大切にしているものの尊さなどを改めて感じていただけるような時間になれば幸いです。小川絵梨子さん、共演者の皆さんと稽古を重ね、この物語の魅力を誠実にお届けできるよう、一つひとつ丁寧に向き合っていきたいと思います。劇場でお会いできる日を楽しみにしています。
◆那須佐代子コメント
ロックが自由の象徴だった時代に「自分は何を信じるのか」を懸命に追い求めた人達の物語です。私はトム・ストッパードの作品に出演するのは二度目ですが、俳優の力量が問われる恐ろしくかつ奇跡的な本を書く作家だと思います。魅力・実力ともに充実した今回のキャスト・スタッフの皆さんとであればきっと素敵な芝居になることでしょう。このロックのように「激しい」作品がお客様の心にどう響くのか楽しみで興奮しています。
◆吉原光夫コメント
(今回も演出される)小川絵梨子さんの演出で、以前「ほんとうのハウンド警部」(2021)という作品に出演したのですが、それ以来のトム・ストッパード作品です。若干、武者震いを感じつつ、また(小川)絵梨ちゃんと一緒にやれることは僕にとってすごく嬉しいことです。俳優としても精進できて、また一歩前に進める機会だなとも思いますし不安にも思っています。イギリスの作品ではありますが、鬱屈した、過渡期である今の日本に沁みる作品ではないかと思いますが軽い気持ちで劇場にお越しいただけたらと思います。
◆あらすじ
1968年、ケンブリッジ大学の留学生ヤンは、愛するロックンロールと母親を守るため、ソ連率いるワルシャワ条約機構軍の侵攻が激化する故郷チェコスロバキアへの帰国を決意する。
ヤンの大学教授でマルクス主義者であるマックスは、癌を患う妻のエレナと娘のエズミとケンブリッジで暮らしている。ある晩、フラワーチャイルドのエズミが庭でバイパーが吹く笛の音を聞いていたところにヤンが現れる。
忠実な共産党員であるマックスは、「プラハの春」により民主化の途を開こうとするチェコスロバキアにヤンが帰国することを快く思わず、苦々しく送り出す。
愛するレコードを抱え帰国したヤンを待ち受けていたのは秘密警察の審問官による取り調べであった。フサーク政権下で正常化体制へと移行を始めたチェコスロバキアでドプチェク解放の署名を集める友人のフェルディナントに対しヤンは、チェコスロバキア出身のアマチュアロックバンド〈プラスチック・ピープル・オブ・ザ・ユニバース〉の演奏を聴いて何もかも基本的には問題ないと悟ったと語る。共産主義による鎮圧を受けてもなお、ロックンロールは潰えることは無かったのだ。
そしてチェコスロバキアで再会するヤンとマックス。忠誠宣誓書への署名を拒んだがゆえに粛清され不遇の時を過ごしていると不平を並べるヤンに対し、怒りをあらわにしたマックスは「で、ケンブリッジでは、どうして本当の君ではない人間の振りをしてたんだ?」と道を違えた教え子の元を去る。
病状が進むエレナがヤンの元恋人であるレンカにサッポーを教えている。マックスは議論に居場所を見出そうとするかのように、あるいはエレナとの時間を惜しむかのように個人授業に割って入る。
エレナが席を外した隙にマックスはヤンが刑務所にいることをレンカから知らされる。――<プラスチック・ピープル・オブ・ザ・ユニバース>への嘆願書に署名をしたせいで。1976年、出所したヤンはアパートで砕け散ったレコードを目の当たりする。
さらに時は流れ1990年、ビロード革命によりチェコスロバキアが民主化を実現した頃、ヤンとマックスは再会する。驚くエズミ。ケンブリッジで別れを告げたあの頃の恩師と、いつしか同年齢になったヤンは、いま何を語るのか――。
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