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ジョコビッチが考える改革案に若手注目株フォンセカと元女子1位クリステルスは否定的<SMASH>

ジョコビッチが考える改革案に若手注目株フォンセカと元女子1位クリステルスは否定的<SMASH>

四大大会シングルス24勝を誇る男子テニス元世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア/39歳/現5位)が、試合時間の短縮を目的に提案したテニスの大胆なルール改革案が話題を呼んでいる。これを受け、男子テニス界の新星ジョアオ・フォンセカ(ブラジル/19歳/同27位)と、女子元1位の巨星キム・クリステルス氏(ベルギー/43歳)がそれぞれの見解を語った。

 以前からテニスのルール改革を声高に訴えてきたジョコビッチは、既報の通り数週間前に米ニューヨークで出席したスポーツイベント『Fanatics Fest』のインタビューで「試合のフォーマットを変えるべきだ」と前置きし、次のように主張した。

「5セットマッチにした上で、現行の1セット6ゲーム先取ではなく4ゲーム先取とし、デュースなしのノーアドバンテージ方式を採用する。試合時間は2時間以内に収めるのが最善だと思う」

 この改革案について、現在開催中の男子ツアー大会「ナショナルバンク・オープン」(8月2日~13日/カナダ・モントリオール/ATP1000)の記者会見で質問を受けたフォンセカは、自身も2024年の「ネクストジェンATPファイナルズ」(20歳以下の選手による男子シーズン最終戦)で4ゲーム先取制とノーアドバンテージ方式を経験したことに触れ、「あのルールでプレーするのは楽しかったから文句はない」と一定の理解を示した。しかし一方で、冗談交じりにこうも主張する。

「ノバクがそういった提案をするのは、自分のフィジカル面の問題があるからじゃないかな。事実彼も年を取っているからね。まあそれはともかく、ツアーでは、1セットは6ゲーム先取というのがテニスの伝統であり、その形を保つのは大切なことだと思う」
  また、現役時代に四大大会シングルスで4度、女子ダブルスで2度の優勝を経験したクリステルス氏もポッドキャスト番組『Love All』でジョコビッチの改革案に言及。長時間の名勝負が持つ価値を強調しつつ、次のように発言した。

「4時間や5時間に及ぶ試合を見ることほど素晴らしいものはない。そういう試合が毎日のようにあるわけではないから、1つの大会で数試合だけでも長丁場の試合があるとそれだけ価値が増す。ジョコビッチと(ヤニック・)シナー(イタリア/現1位)、ジョコビッチと(ラファエル・)ナダル(スペイン/元1位)、ナダルと(ロジャー・)フェデラー(スイス/元1位)らが繰り広げた激闘は、テニスの歴史に残る特別な瞬間。そういう試合が見られなくなってしまったら、私としてはとても残念に思う」

「私は昔ながらの考え方を持っているタイプだから、テニスにはあまり多くの変更を加えてほしくない。オンコートコーチングが導入された際も、『なぜわざわざ変えてしまうのだろう』と思ったくらいだった。四大大会の数試合でしか見られないような極限の緊張感に包まれた激闘は、他のスポーツにはない魅力だと思う」

 両者は共に、現行のスコアリング方式を支持する考えを示している。今後もルール改革を巡る議論は続いていきそうだ。

文●中村光佑

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配信元: THE DIGEST

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