今シーズン限りでの引退を表明している男子テニス元世界ランキング6位のガエル・モンフィス(フランス/現347位)が、8月30日に開幕する「全米オープン」男子シングルスのワイルドカード(主催者推薦)を獲得した。現地時間8月6日、フランステニス連盟(FFT)が交換枠のワイルドカードを発表した。
モンフィスにとって全米オープンは、2005年の初出場以来18回目の出場となる。04年にジュニアのグランドスラム3冠(全豪、全仏、ウインブルドン)を達成してプロ転向すると、類まれな身体能力とアクロバティックなプレーで世界中のファンを魅了した。四大大会では08年全仏オープンと16年全米オープンでベスト4入り。ツアー通算13個のシングルスタイトルとシングルス586勝を誇る39歳は、大会期間中の9月1日に40歳の誕生日を迎える。
40歳まで現役を続けるという目標について、モンフィスは全米オープンの公式サイトを通じて次のように語っている。
「スタン(ワウリンカ)のように、レブロン(ジェームズ)のように、クリスティアーノ(ロナウド)のように、(パトリス・)エブラのように、40歳まで競技を続けてきた全てのアスリートたちのように。それこそが、私の目指していることなのです」
全米オープンのシングルス出場は、今季のモンフィスにとって最大の目標の一つだった。ワイルドカードを得て出場した「ナショナルバンク・オープン」(カナダ・モントリオール)で、シーズン最後のグランドスラム出場について問われると、次のように話している。
「ええ、それが究極の目標です。大会の初めに40歳になりますからね。40歳までプレーして、いいパフォーマンスを見せたいとずっと言ってきました。だから、そのワイルドカードを獲得して、できることなら、それにしっかり報いたい。そのためにあらゆることをやっています」
さらに、ファンにとってうれしい知らせもある。モンフィスは今回の全米オープンで、シングルスだけでなく、妻のエリーナ・スビトリーナ(32歳/ウクライナ/同9位)と組んで混合ダブルスにも出場する。これまでエキジビションやチャリティーイベントで共演したことはあっても、公式戦でペアを組むのは今回が初めて。出産を経て世界ランキングトップ10に返り咲いたスビトリーナは、引退シーズンを戦う夫について次のように語った。
「彼のそばにいて、彼が経験していることを見守るのは、とても特別なことです。彼がこれにどう向き合っているかを見ると、私にとっても感情が揺さぶられます。時には彼にとってつらく、感情的になることもありますが、私はその全ての過程でそばにいて、彼を支えたいと思っています」
アリーナ・サバレンカ/ノバク・ジョコビッチ組や、昨年準優勝のイガ・シフィオンテク/キャスパー・ルード組、昨年優勝のサラ・エラーニ/アンドレア・ババッソーリ組など豪華な顔ぶれがそろう混合ダブルスは、シングルス予選期間中の8月24日から26日にかけて開催される。愛妻のサポートを受けながら、稀代のエンターテイナーはニューヨークで現役最後のグランドスラムに挑む。
構成●スマッシュ編集部
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