ロサンゼルス・ドジャースにトレード移籍したタリク・スクーバルが、今オフにFA(フリーエージェント)を迎えることについて胸中を明かした。
スクーバルは現地8月4日(日本時間5日)、シカゴ・カブス戦で移籍後初登板を終えた後、複数の米メディアの囲み取材に応じた。サイ・ヤング賞を2度受賞した実績を持つ左腕は、自身の去就について問われると、「自分に関する契約やビジネス面について話すつもりはない」と答えた。
さらに、「もちろんFA制度については理解している。でも伝えたいのは、LAに来られて本当にうれしいということだ。ドジャースやチームメイトについて多くを学び、人間関係を築き、できるだけ多くの試合に勝ちたい。それだけだ」とコメント。ドジャースが目指すワールドシリーズ3連覇へ向け、全力を尽くす決意を示した。
また、周囲から大きな期待を背負う現状については、「野球というゲームにおいて、プレッシャーをかけてもらえることは特権だ。誰もが味わえるものではない。だから期待を背負うことは名誉なこと。ファンが自分に結果を期待してくれるのも光栄なことだ」と語った。
続けて、「チームメイトが、自分が勝利につながる投球をしてくれると期待してくれることも名誉。だから私にとってプレッシャーは、いつだって特権なんだ」と胸の内を明かした。
ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のネルソン・エスピナル記者は、スクーバルの発言を紹介したうえで、「球団は戦力補強に資金を惜しまないことで知られており、スクーバルとの長期契約も当然検討するだろう」と考察。さらに、「スクーバルはグラウンド内外でドジャースにうまく溶け込むだろう。彼の人柄はスタッフとも相性が良く、チーム文化にも自然にフィットすると考えられている」と、その適応力にも太鼓判を押した。
一方で、現役最強左腕の懸念点にも言及。「全力投球を身上とし、最近も肘の手術を受けた経験があるため、故障リスクを抱える投手と見られる可能性がある」と分析したほか、今後予定されている新たな労使協定(CBA)にも触れ、「サラリーキャップが導入される可能性もあり、球団の支出が制限されれば、高額契約の先発投手をさらに抱えることは難しくなるかもしれない」と指摘した。
それでも同記者は、「現時点では、ドジャースがFAでスクーバルと再契約する最有力候補と考えられている」との見解を示した。
米球界を騒がせたスクーバルのドジャース電撃移籍。ピッチングだけでなく、その去就にも引き続き大きな注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
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