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「まるで一国の大統領のようだ」窮地に立つインファンティーノ会長の“驚きの日常と素顔”を英BBCが特集!「過去4年で会見は2回」「年収は8億円に達した」

「まるで一国の大統領のようだ」窮地に立つインファンティーノ会長の“驚きの日常と素顔”を英BBCが特集!「過去4年で会見は2回」「年収は8億円に達した」


 世界中から非難の的となっているのが、FIFA(国際サッカー連盟)の会長を務めるジャンニ・インファンティーノ氏だ。2016年に現職に就いてから再三の事業拡大でFIFAに莫大な利益をもたらし、加盟211協会にも恩恵をもたらしてきた56歳。だが一方で、その目に余るワンマンぶりはたびたび批判の対象となってきた。

 北中米ワールドカップ期間中にもチケットの高騰化や給水タイムの導入などで物議を醸し、とりわけドナルド・トランプ米大統領との親密ぶりが話題となった。そして大会後に暴露されたいわゆる“ワールドカップ権益売却計画(FFE)”が大バッシングを浴び、UEFA(欧州サッカー連盟)を筆頭に退任を求める声が上がるなど収束の気配を見せていない。盤石と思われたプレジデントの椅子がぐらつきはじめているのだ。

 英公共放送『BBC』の電子版は、そんなインファンティーノ会長の日常と素顔を紹介する特集記事を掲載した。「任期最大のスキャンダルとなったFFE計画が頓挫する以前まで、インファンティーノは『向かうところ敵なし』とさえ思われるほど強大な権力を持っていた」と振り返りつつ、「男子ワールドカップの権益の一部を民間企業へ売却しようとした計画について謝罪し、その反発を受け止める考えを示したいま、インファンティーノは通常業務へ戻ろうとしているように見える。だが、それほど簡単ではないかもしれない」と論じる。

 今週初め、モロッコ・ラバトにあるFIFA本部に、警察車両によって護衛された黒塗りのメルセデスの車列が到着。インファンティーノ会長はFFE計画について協議するため、FIFAマネジメントボードの一部メンバーだけを招集して“全面支持”をとりつけた。

『BBC』は「これがスイスとイタリアの国籍を持つインファンティーノの移動スタイルである。その合間には、FIFAが利用できるよう手配したカタール航空エグゼクティブの専用機に乗り込む」と記し、「この専用機のおかげで、2026年ワールドカップ期間中には1日に最大3便を利用し、2試合を観戦するという移動も可能になった。その登場ぶりは、スポーツ団体の会長というよりも一国の大統領そのものだ。この移動手段によって、インファンティーノは世界中を飛び回り、今回のFFE騒動の拠点となったラバトのようなFIFAの地域拠点を訪問している」と続けた。
 
 報酬は年を重ねるごとに急増し、就任当初と比べて約3倍となった。「10年前は約130万ポンド(約2億6000万円)だったが、現在は基本給220万ポンド(約4億4000万円)に加え、180万ポンド(約3億6000万円)の業績賞与が支給され、年間約400万ポンド(約8億円)に達している」という。ちなみに前任のゼップ・ブラッター元会長は、最後の年に260万ポンド(約5億2000万円)の報酬を得ていた。

 インファンティーノ会長に関してきわめて特徴的なのが、記者会見の少なさだ。その手法や判断について独立した立場から質問される機会はほぼない。メディアの前にほとんど姿を見せないからだ。

『BBC』は「過去4年間で開いた記者会見はわずか2回。いずれもワールドカップ開幕前に約1時間行なわれただけだった」と明かす。そのうえで「あとはFIFA公式チャンネルを通じたインタビューに応じる程度で、2026年ワールドカップ前には、高額なチケット価格やサポーターのビザ問題について質問されることを避けようとしていた。FIFA公式ルートで声明を出すことで、インファンティーノは世論の流れを自ら作ろうとしているのだ」と指摘する。

 なにかと問題の多かった北中米ワールドカップだが、それでもインファンティーノ会長の牙城は揺るがないと考えられていた。実際にワールドカップ開幕前には111の加盟協会が支持を表明しており、それだけで再選に必要な票数を満たすほどだ。しかし、FFE計画が失敗に終わった影響により、その情勢は一変。UEFAはいよいよ、インファンティーノ会長を辞任へ追い込む絶好の機会だと捉えている。

 重要なFIFA会長選挙は来年3月18日、ラバトで開催される。インファンティーノ会長が4選を果たすためには、加盟211協会(投票数)の過半数を獲得しなければならないが、はたしてどうなるか。過去2回は対抗馬が現れずに無投票で再選が決定。会長選挙の立候補受付は今年11月18日が締め切りとなっており、まず誰が名乗りを上げるのかに注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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配信元: SOCCER DIGEST Web

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