現地8月6日時点で44勝71敗。ア・リーグ西地区の最下位に沈むロサンゼルス・エンジェルスが再建に踏み切った。今夏のトレード期限までに多くの主力を放出し、他球団から若手選手を獲得。こうした球団の決断に、主砲マイク・トラウトが「チームの現状を見れば、正しい判断だと思う」と語ったと各メディアで報じられている。
しかし、低迷するチームの選択を淡々と受け入れたその反応には、米国内から疑問の声が上がった。米メディア『Yardbarker』は、トラウトが現在も球界を代表するスーパースターであることを認めながら、「勝利への執念」が欠落しているとも受け取れる発言に対して厳しい意見をぶつけた。
現地7日の記事で、「トラウトがきょう引退を決めたとしても、同世代で最も才能に恵まれた選手であることを疑う者はいない」としながらも、「トラウトは新戦力をチームに加えるよう球団に求めることもなければ、優勝を争うチームへのトレードを要求することもなかった」と非難した。
「ア・リーグMVPに3度輝いた大砲は、6月に解任されたペリー・ミナシアンGMの後任に就いたジョン・モゼリアク暫定GMと完全に足並みをそろえているように見える。チームや自身のキャリアについて、より大きな夢を描くのではなく、エンジェルスの惨状と、その中に置かれた自身の立場を諦めた感情で受け入れているようだ」
さらに、「いかに優れた才能でも勝利が伴わなければ、真の偉大さを証明したことにはならない」と続け、「再建に対するトラウトの反応を見ると、本当に勝利を求めているのか、疑問を抱かざるを得ない」と疑問を呈している。
また、トレード拒否条項が盛り込まれている契約内容から、「トラウトを巡る超大型トレードを阻む最大の、そしておそらく唯一の障害はトラウト自身だ」と断言。次のように皮肉を交え記事を締めくくっている。
「3度のMVPとオールスター選出12回で満足しているのか。少なくとも現状では、そこにチャンピオンリングが加わる見込みはない」
8月7日に36歳を迎えたトラウトは、メジャーリーガーとしてのキャリアをエンジェルス一筋で終えるのか。
構成●THE DIGEST編集部
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