
「ここが弱さなのかな」横浜FMは続々と、でも鹿島は…開幕戦で見えた明確な差。天野純&宮市亮が悪夢の3-4逆転負けを分析
横浜F・マリノスは8月7日、2026/27シーズンのJ1開幕戦で鹿島アントラーズと国立競技場で対戦。3-4でJリーグ史上最多の6万3960人が来場した熱戦を落とした。
スティーブ・コリカ新監督のもと復権を目指す名門は、開始7分で16歳の超新星・三井寺眞が鮮烈なデビュー弾を挙げ、幸先良く先制に成功。直後の11分に失点して追いつかれるも、谷村海那が18分と58分に得点し、3-1とリードして終盤を迎えた。
このまま逃げ切りたいところだったが、81分にレオ・セアラにこの日2点目を浴びて1点差に迫られると、チャヴリッチに90+9分に同点弾、90+12分に勝ち越し点を被弾。土壇場での悪夢の連続失点で、悲劇的な逆転負けを喫した。
両軍の明暗を分けたのは、途中出場の選手の活躍に加え、走り切る力だ。マリノス側は61分に担架に乗ってピッチを後にした三井寺をはじめ、足をつる選手が続出した。
三井寺との連係で2アシストした天野純は「3-1で勝ってて、これ以上ない展開で勝ちが見えてきたところで、最後の最後で力負けした印象」と端的に振り返った上で、優勝争いを続ける鹿島と、ここ数年低迷する自分たちの差を次のように伝えた。
「鹿島はそこ(終盤)でギアが上がるところを見ると、全然自分たちの力不足だなと痛感した。最後の60分以降の戦い方は、ああなっちゃうと勝てないというか、自分たちもギアを上げないといけない。つっちゃうのは仕方ない部分はあるけど、鹿島はつらないので、そこの差をしっかりトレーニングから埋めていくしかない」
また、69分から出場した宮市亮は、こう語った。
「予想以上につった選手が多かった。まだまだここが弱さなのかな。ここを改善していくことがチームの総合力にもなる。後半から出た選手がギアを上げられなかったところもあると思うので、僕らを含めて、またしっかり切り替えて次の試合に向かっていきたい」
33歳の元アーセナルFWは一方で、新体制への手応えも口に。「強いマリノスを今シーズン見せられると思うので、皆さん期待しててほしい」と力を込めた。
「間違いなく進んでる道は間違ってない。これを本当に90分間どれだけやれるか。そこさえできれば、絶対に勝利は近付いてくると思うので、あとはやるだけ」
きっちりと仕留め切り、難敵中の難敵を相手に3点をもぎ取った初戦は、期待感も抱かせた。名門マリノスは低迷を脱却し、優勝争いに加わることはできるか。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
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