バレーボールに懸ける高校生たちを描いた漫画『ハイキュー!!』と、それを原作とするアニメ「ハイキュー!!」は、ともに今や世界的な人気を博している。ここで紹介するのは、アニメ「ハイキュー!!」の世界観をコート上で体験できる、バレーボール超体験空間『ハイキュー!! オンザコート』だ。
先に、大阪で開催されていたこの体験型イベント空間が、今度は東京でも開催に。8月7日(金)から9月13日(日)までベルサール六本木で催されている。
一般公開に先駆け、8月6日(木)に「バレーボール超体験空間『ハイキュー!! オンザコート』メディア向け内覧会」が行われた。この日は、元バレーボール日本代表主将であり、今も現役でコートを駆け回っている柳田将洋選手と、『ハイキュー!!』好きで知られるQuizKnockの須貝駿貴さんが登場。場内に設置したさまざまなコンテンツを体験する形で行われた。
バレーボールをプレイするうえでの大切な三要素が、「飛ぶ」「打つ」「繋ぐ」。選手たちが常日頃から心がけているこの三つの要素を、「ハイキュー!!」に登場する12人の選手たちと、実際に競い合う形で体験できるのが、バレーボール超体験空間『ハイキュー!! オンザコート』だ。最初に足を運ぶ「オンザコートスペシャルトレーニングセンター」で、アニメ映像を通してこの空間の説明を受けたうえで、さっそく3つのアトラクションを体験してもらいたい。
最初に登場するのが、「目指せ!最高到達点チャレンジ!!」。このコーナーでは、6人の選手の中から挑戦したい選手を選び、どちらが高く飛べるかにチャレンジ。300cmを超える到達点を記録する選手揃いだけに、選手たちに勝つことや、自身の最高到達点を更新することも大事だが、少し高いハードルとはいえ、300cm超えにぜひ挑戦してもらいたい。結果は画像として持ち帰れるので、良い記念にもなるはずだ。チャレンジした柳田将洋選手と須貝駿貴さんは、以下のような言葉を述べてくれた。
「僕の身長が179cmだから、結果は279cmだったので、100cmは飛べたかなと。スタッフの方いわく、 けっこう飛んでいるほうだと。ただ、選手たちは330cmとか飛んでるんですよ。正直、勝負にはなってないです(笑)」(須貝駿貴)
「僕が飛んだのは310cm、どの選手の到達点にも届かなかったので、これからしっかりと、彼ら以上の到達点を目指す挑戦をしていきたいなと思いました。今は、高校生で340cm飛ぶ選手もいるので、それこそ、リアリティのある高さへのチャレンジだと思います。
ジャンプするうえでのコツは、自分がスパイクを打つときのジャンプなのか、ブロックをするときのジャンプなのかということ。高さを出すのなら、スパイクを打つフォームでジャンプをすると高さが出やすいので、スパイクのステップをしっかりと踏んで、上に強く力を伝えると、高く飛べるようになると思います」(柳田将洋)
次に登場するのが、日向と影山のコンビネーションプレイを、実際のコートと同じ面積の空間に光の演出で映し出す「シンクロコート」。
このコーナーでは、速度を体験できる「マイナステンポ」、移動する動きを知ることができる「ブロード」、日向と影山を中心に、チームメンバー全体の動きも確認しつつ、攻撃のタイミングを体感できる「バックアタック」。そして、一撃の衝撃を味わえる「ドンジャンプ」と、4つのコンテンツを用意。選手の動きやボールの軌道など、さまざまな光の動きを追いかけながら、実際の試合運びを「体験展示」という形を通して学ぶことができる。ここでポイントになるのが、攻める側で見るのか、受け止める側で見るのか。視点を変えるだけで、プレイの迫力はもちろん、その動きの意味を理解する深度も変わっていくので、いろんな角度から、光の動きを追いかけてほしい。柳田将洋選手と須貝駿貴さんは、以下のような言葉を述べていた。
「めちゃくちゃリアルでした。とくに、自分がブロックの立場に立って光を追ったときに、ものすごくイメージできました。光が動く速度はだいぶ速く見えますけど。僕らの世界ではリアリティのあるスピード感。僕自身、光の動きを追いながら、作品の中や実際の試合でも、ああいう動きをしていたなと想像できていたくらい、とてもリアルな動きをしていました。しかも、キャラクターたちの声を聞きながら動きを追いかけていると、そのシーンの中に自分も入り込んだかのようなリアルな気持ちにもなっていましたからね」(柳田将洋)
「最初、烏野高校側、つまり味方側の視線で動きを見ていたんですけど。正直、あまり動きをつかめずにいました。だけど対戦相手側、つまりブロッカー側に立って光を追いかけると、全体の動きが見えてくるし、その意味もわかるんですね。もし見るのなら、僕はブロッカー側の視点で見ることをお勧めします。それこそ、日向の動きを示した黄色い丸と、影山の動きを示した青い丸の動きもそうだし、他の選手がシンクロしていく動きもよく見えてくる。トップレベルのバレー選手たちの動きを知れた、すごく楽しいコーナーでした」(須貝駿貴)
次に登場するのが、こちらも体験型アトラクションになっている「ガチレシーブバトル!」。こちらでは選手とレシーブ対決ができるわけだが、攻撃する球の軌道の予測が本当に難しく、レシーブするのは、なかなか至難の業。実際に体験した柳田将洋選手と須貝駿貴さんも、以下のように述べていた。
「正直、難易度は高いですね。牛島のジャンプサーブのスピードもすごかったですけど、 フローターサーブの変化が想像以上に横幅があったので、僕もプロですけど、なかなか捉えにくいほどの横幅があったから、僕も、そういうボールが飛んできてもレシーブできるように練習しないとなと思いながらやっていました」(柳田将洋)
「僕、野球をやっていたから、110kmくらいなら「いけるんちゃうか」と思っていたら、ぜんぜん無理でした。でも、あのコーナーが、ゲームとしては一番やってて楽しかったです」(須貝駿貴)
3つのコーナーを通して「飛ぶ」「打つ」「繋ぐ」を体験したあとは、「エンディングエリア」に。 ここには、12人の選手のユニフォームが展示されているほか、それぞれの印象的なセリフもキャラクターPOPのように記されている。
それらを味わったうえで、最後に「グッズコーナー」に足を運び、ユニフォームや、タオル、アクリルスタンドやアクリルコースター、風鈴やステッカーなど、約40種類あるさまざまなグッズに囲まれながら、こちらでも「ハイキュー!!」の世界に浸ってほしい。柳田将洋選手と須貝駿貴さんのお勧めグッズも、最後に紹介しておこう。
「お勧めは、ちょっと大きめのアクスタ。でも、いいサイズ感でしたね」(柳田将洋)
「アクリルコースターですね。レシーブしている先に飲み物を置けるとか、これまで見たことのないグッズで面白いです。ローリングサンダーしている姿の先に飲み物を置ける。そういうのを楽しめる大人でいたいですよね」(須貝駿貴)
自分が「ハイキュー!!」に登場する選手たちと一緒に競いあう感覚を味わえたり、 実際にプレイしている選手たちのすごさを知れるこの体験型イベント。同じ趣味を持つ友達と来ても楽しめるし、一人で来ても十分に満足できる内容だ。まずは、あなた自身で「ハイキュー!!」の世界に飛び込んでみてはどうだろうか。
(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会
TEXT:長澤智典

