
衝撃のラスト20分。マリノスには“真の強さ”がなかった。知念慶が感じた古巣との差「鹿島はタフ。シンプルに自分たちが弱かった」
[J1第1節]横浜FM 3-4 鹿島/8月7日/国立競技場
スティーブ・コリカ新監督が率いる横浜F・マリノスは、16歳のスーパールーキー三井寺眞の先制点と、エースストライカー谷村海那の2発で、3-1として終盤を迎えた。
ただ、足がつる選手が続出して明らかに疲労困憊。鹿島アントラーズの猛反撃に遭うなか、81分にレオ・セアラにこの日2点目を浴び、1点差に。それでも何とかリードを守り続けていたが、チャヴリッチに90+9分に同点弾、90+12分に勝ち越し点を被弾。終了間際の連続失点により、勝点0で開幕戦を終えた。
試合後、特に悔しさを滲ませたのが知念慶だ。
古巣相手にボランチでフル出場した31歳は、自分が鈴木優磨からボールを奪い、三井寺の得点の起点となったシーンには「試合前からあそこは強く行こうって思ってた。あそこで奪い切ってチャンスに繋げるのが自分の良さなので、それが得点に繋がって良いスタートが切れた」と手応えを示した一方で、突きつけられた結果に関しては、次のように語った。
「勝てたゲームを自分たちの弱さで、勝点1すら持って帰れないゲームにしてしまった。点差を縮められて押し込まれるのはある程度しょうがない部分はあると思うけど、もう少し押し返したかった。自分を含め、タフに戦える選手が少なかったのが一番の反省点。チームの強さみたいなのって、ラスト20分、15分で試されると思うので、そういう意味では、今日は本当に自分たちの弱さが出た試合だった」
知念はキーワード的に「タフ」という言葉を繰り返した。
「監督は『失点0』を強く言ってここまで準備してきたけど、4失点してしまって自分にも責任はある。もっとチームをまとめなきゃいけなかったので、やっぱり甘さが出たと思う。自分自身はやっぱもっと90分タフに戦わないといけなかった」
暑さが厳しい8月上旬。報道陣から「夏開幕や、開幕戦というすごくエネルギーを使うゲームでのペース配分だったり、色々な難しさがあった?」と問われた際には、こう答えた。
「うーん...でも鹿島の選手はタフに戦ってたし、シンプルに自分たちが弱かっただけだと思う。この負けを次に繋げないと、今日の負けは意味が出てこない。プロである以上、勝たないといけないし、本当勝てたゲームを落としてしまった。勝点1すら取れなかった事実を選手たちは重く受け止めなきゃいけないので、そこはしっかりチームで持ち帰って、次の試合で勝点3を取らないといけない」
8月15日に行なわれる次節では、清水エスパルスと敵地で対戦する。新体制で復権を目指す名門はよりタフに戦い、今度こそ勝点3を手にできるか。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
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