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『ガンダムSEED』デカい的でしかないはずの「巨大兵器」を最強たらしめる設計思想とは

『ガンダムSEED』デカい的でしかないはずの「巨大兵器」を最強たらしめる設計思想とは


「METAL BUILD ミーティア」(BANDAI SPIRITS) (C)サンライズ

【画像12枚】こちらいろいろ合体できる「METAL BUILD ミーティア」詳細をじっくりと

8万8000円でも即完売!

『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのフィギュア「METAL BUILD ミーティア」(BANDAI SPIRITS)は、2026年7月27日に予約受け付けが始まるや即完売、2次販売も瞬殺で、8月7日(金)に始まった3次販売は抽選制となり、9月27日まで申し込み受け付け中です。価格は8万8000円(税込)、本体だけでも全長約70cmに達し、その価格や巨大さにひるまない購入者がこれほどいたことが驚かれています。

「ミーティア」は、「フリーダムガンダム」や「ジャスティスガンダム」と合体する巨大武装モジュールです。そもそもガンダム世界では「大きいこと」は小回りが利かず、被弾面積も大きいため、強さよりも弱点になりがちです。しかし、全長約100m、重量550tを超えるミーティアは、圧倒的な破壊力で戦場を席巻しました。

 その強さの根源には、「大きさ」にともなう弱点を徹底的に打ち消し、むしろ戦術的優位へと変えてしまう、極めて合理的な設計思想が組み込まれているのです。

 まずミーティアは、桁外れの機動力を備えています。「ニュートロンジャマーキャンセラー(NJC)」を搭載した核動力MS(モビルスーツ)とドッキングし、そこから莫大なエネルギー供給を受け、巨大な推進用スラスター群を最大出力で稼働させることで並みのMSを上回る移動速度を実現し、旋回半径の大きさ(小回りの利かなさ)を補っています。

 さらに被弾面積の大きさという弱点も、敵の攻撃が届かない、ロックオン困難な距離から火力を浴びせる「超遠距離アウトレンジ飽和攻撃」によって克服しました。左右アームの「高エネルギー収束火線砲」は戦艦主砲級の威力を誇り、複数のビーム砲や対艦ミサイルと組み合わせることで、敵部隊をまとめて制圧できます。つまり「接近されてドッグファイトに持ち込まれる」という状況そのものが成立しにくいわけです。

 とはいえ、敵機に懐へ飛び込まれた場合はどうするのでしょうか。ミーティアには、アーム付きの巨大ビームソードという解答が用意されました。、敵機群やミサイル群をまとめて薙ぎ払えるうえに、大型戦艦すら一刀両断できます。近接戦闘で本体の小回りが利かなくても、「空間ごと切り裂く」ことで対応しているのです。

 そのようなミーティアも、強敵「プロヴィデンスガンダム」の「ドラグーン」による多方向攻撃には苦戦を強いられました。しかし、この局面で真価を発揮したのが即時分離システムです。

 巨大な機体が死角を生むと判断すると、パイロットはミーティアを即座に切り離せます。内部のMSは本来の高い機動性能を取り戻し、そのまま近接格闘戦へ移行できるのです。敵から見れば、艦隊を壊滅させる巨大兵器をようやく追い詰めたと思った瞬間、その中からエース級MSが飛び出してくる、悪夢のような存在だったでしょう。

 なお、その巨大さから比較されることの多い『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の「デンドロビウム」も、「ガンダムに移動要塞を装着し、圧倒的な直線加速力で戦線を制圧する」という設計思想は共通しています。加えて、敵ジオン軍の巨大兵器が陥りがちな「メガ粒子砲など特定兵器への依存」という弱点を、爆導索やクローなど多彩な兵装の組み合わせで克服していました。

 ガンダム世界の巨大兵器は、決して「小回りが利かないデカブツ」ではありません。敵が接近する前に戦場そのものを制圧することを目的とした、極めてクレバーな「移動要塞」なのでしょう。

配信元: マグミクス

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