東京五輪で競泳男子200mバタフライ銀メダリストの本多灯が人身事故で起訴されたことで、日本水泳連盟は8月12日からのパンパシフィック選手権と、9月開催の名古屋アジア大会の参加を取りやめると発表した。
開幕まで1カ月の段階で、2028年ロサンゼルス五輪のメダル候補がまさかの欠場。連盟によると本多は昨年11月、乗用車を運転中に人身事故を起こしており、危険運転致死傷の罪で起訴されていることが判明したという。
「本多サイドから連盟への報告があったのは7月31日でした。本人からすれば、なんとか免れてそのまま大会に出ようという算段でしたが、8月25日に初公判が開かれることが分かり、慌てて報告したと思われます。本人、連盟ともに危機管理に疎いことが露呈してしまいました」(スポーツ紙アマチュア競技担当記者)
日本水連のスポンサーにも影響が及ぶ可能性
連盟は今後、処分を決めるというが、事故の報告が遅れたのは重大な過失と言われても仕方がない。水泳関係者が頭を抱える。
「再来年には五輪選考の大会が続々と行われます。2024年のパリ五輪で競泳ニッポン勢は散々な結果に終わり、ほぼメダルを獲得できずじまい。世代交代に加えて、水面下では指導者のいざこざもあったと聞きます。全てを刷新して新たなスター誕生が待たれる中で、候補のひとりがこのような形でミソをつけるほど、残念なことはありません。日本水連のスポンサーにも影響が及ぶ可能性があります」
競泳選手が世間からスポットを浴びるのは4年に一度のオリンピックの年ぐらいだが、不祥事対応を誤ればそのまま競技人生を詰んでしまう立場であることを、肝に銘じるべきだろう。

