テニスボールはラケットで打ちますが、実際にボールと触れているのは、ラケットに張られた「ストリング(糸)」です。つまり、ストリングの性能や特徴を理解することは、プレーの質や上達にも大きく関わってきます。
知っているようで意外と知らないストリングの世界。そこでストリングやラケットにまつわる素朴な疑問を、プロのストリンガー(ストリングを張る人)に解説してもらいました。
今回のテーマは「同機種のラケット2本の使い分け」についてです。同じラケットを2本持っている場合、1本は試合時の予備と考える人も多いでしょう。その際、ストリングの種類やセッティングは揃えた方がよいのでしょうか。それとも、あえて違いをつけた方がよいのでしょうか。
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まず、ストリングの種類ですが、揃える方がプレーしやすいです。ストリングの太さや構造などが変わってしまうと、ボールの飛び感やコントロールのイメージに違いが大きく出やすいので同じストリングで揃えましょう。
次にセッティング(テンションなど)に関してですが、天候や試合相手などの状況を考えて、少し変えて用意する方法があります。
例えば、小雨が降った場合はボールが飛びにくくなるので緩めに張る、相手の球威に押されてアウトが増えることを考慮して硬めに張る、などです。ただし、試合中にセッティングの違うラケットに変えたことで、調子を崩してしまうタイプのプレーヤーもいます。
そこで、ご自身がどういうタイプなのかを事前に確認しておきましょう。練習や仲間内の試合などで試してみてください。数回のラリーで違和感がなくなるようでしたら、大丈夫です。
解説:本城陽介さん
コーチ業に長年従事し、道具だけでなく技術面のアドバイスも得意。『テニスが楽しくなるサポート』を心掛けている。ゴーセン認定張人資格所有。
取材協力●テニスサポートセンター
構成●スマッシュ編集部
※2025年1月号より抜粋・再編集
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