8・11両国大会へ向けた公開会見&前夜祭が7日、東京・池袋西口公園野外劇場グローバルリングシアターで行われ、2年ぶりにKO-D無差別級王座に挑戦するMAOが固い決意を示した。
MAOのKO-D無差別挑戦は2024年7・21両国大会以来、約2年ぶり。王者、会場とも前回と同じ状況で「いよいよ来週火曜日に迫ってまいりました。KO-D無差別級王者・上野勇希の目の前に、再び両国国技館のメインで立つわけなんですけども。やっぱり今は間違いなく一緒に戦ってきた上野勇希がDDTを引っ張ってる」と王者・上野を称えつつ、「上野勇希という名前がここにある。そこにMAOも勝って、上野勇希の横に名前を残したい。このベルトを獲ることによって、上野勇希とMAOで、この一時代あったんだよっていうのをやっぱり残したい。それが俺たちが今まで頑張ってきたことに対する1個結果であると思ってるんで」と意気込んだ。
「今はまだまだ足りないよ。あの頃のMAOちゃんはもっとギラギラしてたよ。そう言われて、伝わってないわけないでしょう。MAOが一番ギラギラしてたであろう時の髪型にも戻してきて。言われてハッとして取り戻したものもあるし。いや、俺はまだまだギラギラしてんだぜっていうブレないものもある」と上野の指摘に反論したMAOは「上野勇希だからこそ、MAOのプロレスを200%ぶつけられると思ってる。そんなんで壊れる男じゃないって知ってるから、全力で今まで行ったことないぐらいの領域に行ってみたいと、両国の当日は思ってますんで、皆さんも楽しみにしてください」と過去を超える全開で臨むつもり。「みんなで楽しみたいです。この夏を。俺も一番楽しみにしてるし、でもやっぱり俺はみんなと楽しみたいんで、固唾を飲んで見守んなくてもいいです。俺と上野のことはみんな楽しんでください」と集まったファンに向けて呼びかけた。
王者・上野は「8月11日、両国国技館でのMAOちゃんとのこのタイトルマッチが決まってからの約1ヵ月、本当に楽しかった。MAOちゃんと戦うから感じられる楽しさ。言葉としてはは難しいんですけど、組んでいても戦っていても、MAOと上野勇希がいるから感じられるものっていうのはやっぱり特別にあって。MAOちゃんが僕にやってくれればくれるほど、楽しくうれしい気持ちをたくさん感じております」とMAOへの思い入れを口に。「きっと僕とMAOちゃんだからできる戦い、この日から始まるものもまたあると思うし。自分のもっているすべてをもっていきます」と呼応するように宣言。「MAOちゃんは僕に勝つことで、肩を並べて名前を並べてくれると言ってくれますが、この1ヵ月、僕に向き合ってくれる姿を見て、そんなにモチベーションをもってやってくれるならば、僕はMAOちゃんに勝って、まだまだもっと上に行けるんだと思い続けてもらうしかありませんので。僕はMAOに勝ってKO-D無差別級チャンピオンとして DDTが東京ドームに行くまで、いろんな人をあばいていくために進みたいと思います」と頂点死守を誓った。
7・26後楽園大会における前哨戦でMAOは上野にギブアップ負け。「あの時は本当に負けたし、もう自分の意思で負けを認めましたけども。やっぱりその後、もう悔しくて、もう言葉も出せなくて。ゆっくりとしか歩くことができないぐらい悔しかった」というMAOは「そこで1個負けを認めたことにより、よりあんな負け方をさせられといて、このままじゃ終われないという気持ちが強くなった」と勝利への思いを強くした。そこで力となるのがファンの後押し。「両国も結構そういう苦しい場面はいっぱいあるんですけども。これは冗談抜きで媚びてるわけでも何でもなく、応援されればされるほど調子乗って頑張れるんで、本当にみんなの応援があれば頑張れると思います」と話した。
戦前、MAOが「かつてのDDTはHARASHIMA・KUDO時代、飯伏・ケニー時代、竹下・遠藤時代というものがあった中で、今はあくまで、まだ上野時代。この試合に勝つことで、上野・MAO時代にする」と発言していた。それに対し、上野は「僕たちが決めることではないというのが本当に一番で。MAOちゃんは分かった上で、だからこそ逆にハッキリと今のDDTという流れを定めるために伝えるために出してくれた言葉だとは思う」と解釈。「僕からしてみれば、ベルトがあろうがなかろうが、MAOというレスラーはこのDDTのMAOであるということが、もしかしたら誰よりも伝わっているとも思うし。だからベルトがなくも、みんなが感じてくれていれば、僕たちの時代だとも思う」とMAOを評する一方で、「逆にMAOちゃんが言うようにベルトを獲ることで並べる。逆に言えば、僕がやっている引っ張り続けている、背負っているというこの思いというのは、ベルトを獲るだけでは並べないよというような気持ちもありますね」とキッパリ。「時代がどうとか、今の誰が背負ってるんだみたいなものは、本当は見てくれてる人がどう思うかというところが100%だとは思うのですが。少なくともMAOちゃんが上野の時代だと言ってくれるならば、それは甘んじて受け入れて、このまま進もうかなと思っています」と宣言した。
MAOが勝てばKO-D無差別級初戴冠となる。「僕がやっぱり今まで無差別級に自分から名乗りを上げるってことは本当に少なかったと思うんですけども。僕にとってはすごい重たいもんだと思ってたし。これがあることによって、MAOはちょっと自由に動けなくなるんじゃないかみたいなものをすごく感じてた」というが、「今のMAOにはそういうものがないかなと思って。今巻いても俺の足かせにはならない。むしろ俺がなんか新しい自由さを、このベルトに吹き込むことができるんじゃないかな」と確信。「MAOにはMAOの輝かせ方があるベルトだと思ってる。そういう自由なMAOらしいチャンピオンになりたいです」と王者像を描いた。

