早いもので、日本ハムの新庄剛志監督(54)は今季が就任5年目。悲願の優勝を達成し、そのまま勇退するプランが実現するかが微妙な情勢となっている。
「前半戦は昨季のリーグ覇者、ソフトバンク相手に2勝12敗と、とにかく勝てずに、一時は“サイン盗まれ疑惑”まで浮上していた。新庄監督は『ホークスをやっつけて優勝するばい』が口癖となっていますが、意図が伝わらない奇襲指令も顔をのぞかせ、若手選手からの求心力が急激に低下しています」(パ・リーグ関係者)
球団フロントの方針もあり、1軍ベンチに精神的支柱となるベテランの不在が多く、一度ペースが崩れると新庄マジックでも立て直すのに苦労するようだ。
「その一方で切り替えの早い新庄監督は、すでに退任後のことを考えて『来年からはCMで稼ぎまくる!』と宣言。昨オフに大手芸能事務所を一緒に抜けた敏腕スタッフも、その時に備えてプランを練っています。球団も功績を称えて新たな名誉職を設け、関係をつなぎ留めたい算段です」(パ・リーグ関係者)
さて、シーズン当初こそ出遅れたソフトバンクだが、気づいてみれば7月半ばで貯金20を超えている。常勝チームの地力は健在だ。
「その裏で、ベテラン勢の処遇が喫緊の課題です。6月にはすでに、生え抜きヒットメーカー・中村晃(36)が今季限りでの現役引退を発表。さらに高給取りの今宮健太(35)、柳田悠岐(37)も、若鷹の台頭で出番が少なくなってきています。中でも、今季で7年契約の最終年を迎えた柳田は注目です。今でもバットに当たれば飛距離十分の豪快アーチをかけられますが、満身創痍で打順も6、7番の下位を打つようになってきた。今季推定年俸3億7000万円は割高です」(スポーツ紙デスク)
並の選手であれば、来季契約は望めないが、球団の功労者で、将来の監督候補でもある。
「球団としては出来高込みの2億円前後で契約を結びたい考えで、兼任コーチの肩書も付けたい。存在だけでチームを引っ張り、後輩は皆『ギータさん』と本気で慕っています。兼任コーチなら、1軍登録を抹消しても帯同してサポートすることができる。近年は馬主としても活躍する柳田は、馬の餌代を稼ぐためにこの条件でも吞むと言われています」(球団関係者)
各球団ともに先を見据えた懸案事項を抱えるようだが、まだまだペナントの行方を左右する本番真っ只中である。

