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<さよならララ>ガチスパーリングから生まれた絆「ラストの『好きや』の流れが芸術的」の声

<さよならララ>ガチスパーリングから生まれた絆「ラストの『好きや』の流れが芸術的」の声

アニメ「さよならララ」第3話より
アニメ「さよならララ」第3話より / (C)キネマシトラス/「さよならララ」製作委員会

キネマシトラス15周年記念作品として放送中の完全オリジナルアニメーション『さよならララ』(毎週日曜深夜0:30-1:00ほか、TOKYO MXほか)。誰もが知る童話「人魚姫」をベースにしながら、現代の琵琶湖を舞台にするという斬新な設定が話題を呼んでいる。本記事では第3話「目、そらしたら負け」をプレイバック。地上になじもうと奮闘するララと、ボクシングに打ち込む茉里のぶつかり合い、そして新たな絆の芽生えが描かれた。(以下、ネタバレを含みます)

■人間界に苦戦するララと茉里の試練

地上で生きるため奮闘するララ(CV:菱川花菜)だが、水道をいじって床を水浸しにし、スマートスピーカーでバウムクーヘンを大量注文するなど失敗続き。一方、ボクシング部の大津茉里(CV:川石奈奈)は、大会出場を賭けて先輩の長浜千緒(CV:相羽あいな)とガチスパーリングを行うことになり、ピリピリムード。

人間界に適応しようと必死になるララの無邪気なポンコツぶりが愛おしい。学校を「王国」だと勘違いする浮世離れしたやり取りには思わず口元がゆるんでしまう。一方で、茉里のボクシングシーンは圧倒的だ。重厚で臨場感あふれる作画でハードな攻防が描かれ、日常のコミカルさとシリアスなスポーツ描写のコントラストが光っていた。SNSでも「学校って王国の名前!?の無邪気さが可愛い」「ボクシングの作画が本格的で迫力がすごい」「生き生きとした絵でころころ表情が変わるララが癒やし」と、作画のクオリティとキャラクターの魅力に称賛の声が上がった。
アニメ「さよならララ」第3話より
アニメ「さよならララ」第3話より / (C)キネマシトラス/「さよならララ」製作委員会


■スパーリングへの乱入と不器用な素顔

亡き母である恵子(CV:相川奈都姫)との約束である「目を逸らしたら負け」を胸に、限界まで打ち合う茉里。しかし、そこへ家を出る決意をしたララが乱入し、「そんな殺し合いはやめなさい!」と試合を止めてしまう。茉里にお礼のココアを渡し、素朴な疑問を投げかけるララに、茉里の緊張は解け、己の不器用さを認めて再びリングに向き合うのだった。

緊迫したリングに割って入るララの突飛な行動が、結果として追い詰められていた茉里の心を救う展開が素晴らしい。ララが差し出すココアや、「あなた、嫌われてるの?」という悪意のない直言が場の空気を一変させ、呆れた茉里が思わず笑ってしまうという流れには、視聴者からも「ララの無知が茉里を助ける構造が上手い」「ココアを渡すシーンで目頭が熱くなった」「カッコええ茉里ちゃんの不器用な優しさがたまらない」と、2人の関係性の変化に大きな反響が寄せられた。
アニメ「さよならララ」第3話より
アニメ「さよならララ」第3話より / (C)キネマシトラス/「さよならララ」製作委員会


■「好きや」の一言が手繰り寄せる本当の愛

スパーリングを終えた帰り道、行くあてのないララに茉里は「なんとかしたるわ」と家に居続けられるよう申し出る。「アホで、おもろい奴は好きや」という茉里の言葉にララが心を動かされた瞬間、琵琶湖の水中から巨大な短剣のオブジェが出現。2人の間に確かな絆が芽生えるのだった。

冒頭の自己紹介で好きなものを語っていた茉里が、ラストでララに対して「好きや」と告げる美しい対比。恋愛感情を超えた友愛や家族愛のような温かい感情にララが反応し、それに呼応するかのようにファンタジー要素である短剣が現れる演出は、本作らしい唯一無二のオリジナリティーだろう。夕焼けの色彩も相まって、最高のガールミーツガールを描き出している。これにはSNSでも「好きの言葉に反応するララが尊かった」「開幕の自己紹介からラストの『好きや』への流れがきれい」「友愛とも家族愛とも取れる絆の芽生えに胸が熱くなる」と、絶賛の声が相次いだ。

人間界でのコミカルな失敗から一転、ボクシングを通じて茉里の人間性を深掘りし、2人の絆を決定づけた第3話。ララが感知した「好き」という感情は、果たして国を救う「本当の愛」につながっていくのか。現れた巨大な短剣の謎とともに、これからの期待が膨らむばかりだ。

◆文/岡本大介
アニメ「さよならララ」第3話より
アニメ「さよならララ」第3話より / (C)キネマシトラス/「さよならララ」製作委員会



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