
「PROJECT R.E.D.」第1弾となった『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』キービジュアル (C)テレビ朝日・東映AG・東映
【画像】「マジか」「興奮して眠れなさそう…」 これが東京の高層ホテルで泊まれる「PROJECT R.E.D.」ルームです(6枚)
視聴者の目にどう映ったのか?
2026年7月19日の放送で、『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』が最終回を迎えました。東映特撮の新企画「PROJECT R.E.D.」第1弾ということで、特撮ファンから大いに注目された作品でした。はたして第2弾『角醒ハンター オメガホーン』へは、どうつながっていくのでしょうか。
まだ視聴していない方への配慮のため、内容について詳しく書きませんが、『インフィニティ』最終回の評価は、ネット上ではさまざまでした。作中で描かれた「問題」は解決したものの、「不穏な空気」は払しょくされなかったことで、モヤモヤした人も少なくなかったのでしょう。
これは、シリーズものでありがちな、次回作に興味を持ち越すフックだと考えられます。この展開は以前まで放送されていた「スーパー戦隊」シリーズではできなかったことでした。なぜなら、スーパー戦隊はシリーズでありながら前後の作品との関係性が希薄だったからです。
もっとも、作品をまたいで登場したキャラクターとして「ヘドリアン女王」や「五色田介人」のような例もあります。しかし、それぞれ作品の物語は完結していました。『インフィニティ』のように、次回作に物語の流れを残すような展開ではありません。
一部には『アクマイザー3』から『超神ビビューン』の流れを思い出す人もいるようです。筆者は、ドラマ『相棒』のような、事件は解決したけれど暗躍していた黒幕には届かず、次シーズンに問題が持ち越される雰囲気に近いものを感じました。
つまり、今回の『インフィニティ』はシリーズであるがゆえに、次回作へ渡すバトンに影響を受けて、余韻のある最終回になったのかもしれません。この制作側の意図が吉と出るか凶と出るかは、次回作『オメガホーン』の展開にかかっているといえるでしょう。

「PROJECT R.E.D.」第2弾となる『角醒ハンター オメガホーン』キービジュアル (C)テレビ朝日・東映AG・東映
次回作『オメガホーン』にとってのメリットとデメリット
こういった展開になると、『インフィニティ』を楽しんできた視聴者は『オメガホーン』へ、そのままスライドして視聴を続けることになるでしょう。シリーズものの強みでもありますが、逆をいえば『インフィニティ』に興味を持てなかった層の引き戻しが難しくなるというリスクがあります。
今回の「PROJECT R.E.D.」のように、最初からシリーズとしてスタートする企画はあまり例がありません。なぜなら、一般には「人気が出てからシリーズ化する」というのが普通だからです。そのため『オメガホーン』は、前番組の人気を引き継ぐという「勢い」を前面に打ち出したようには見えません。
しかし、今までのシリーズになかった利点もありました。それは世界観が一緒ということで、『インフィニティ』の登場人物が『オメガホーン』に無理なく登場できるという点です。すでに『インフィニティ』の登場人物が『オメガホーン』にも登場することが放送前から明かされていました。
こうなると、『オメガホーン』は実質『インフィニティ』シーズン2ととらえることもできるでしょう。これまでにない作品のつながりに興味を持つ特撮ファンも少なくありません。令和の時代にふさわしい新しいタイプの特撮シリーズに期待したいです。
さらに興味を引くポイントは、『オメガホーン』も2クール(半年)放送なのか、「PROJECT R.E.D.」第3弾はあるのか……といった点でしょう。最初から「シリーズ作品」を打ち出している以上、2作で終わることはないだろうというのが大方の予想です。
しかし、作品がヒットしないシリーズが存続することはありません。企画当初からシリーズであると明言した「PROJECT R.E.D.」がこの先どんな展開になるか、特撮ファンはもちろん、メインターゲットである子供たちの反応も気になるところです。
