第108回全国高校野球選手権(夏の甲子園)が、8月5日に開幕。高校球児の奮闘ぶりが連日、ファンを喜ばせている。
長い歴史のある大会で、選抜高等学校野球大会(センバツ)と“春夏連覇”を達成したチームは7校ある。そのなかで1998年度の横浜高は、その前年の秋の明治神宮野球大会と夏の甲子園後の国民体育大会(現・国民スポーツ大会)も制し、公式戦44連勝を果たした。
のちに埼玉西武ライオンズやMLBのボストン・レッドソックスなどで活躍した超高校級右腕の松坂大輔氏を擁していたとはいえ、なぜ“全勝”できたのか。
その理由の一端を当時の横浜高の主軸で元プロ野球選手の後藤武敏氏が、元東北楽天ゴールデンイーグルス監督のデーブ大久保氏のYouTubeチャンネルで明かした。
後藤氏はまず、3年生の控えメンバーの献身ぶりを回想。「僕らの練習が終わった後も、ずっと付き合ってくれて。バッティングピッチャーをしてくれた」と明かした。
グラウンド外でもユニホームの洗濯などもしてもらったという同氏は、「僕らも必死になれた。だから浮わついた気持ちにならなかった」と、晴れ舞台で日の目を浴びなかった同級生の行動に感謝した。
また、松坂氏を「めちゃくちゃ良いやつです」とし、「ライバルですよ。高校時代で、負けたくない思いはありますけど、そういう気持ちにさせられない」と、人間性を高く評価する。「だから、『こいつのために...』みたいな。チームがまとまりました。めちゃくちゃ良いチームでした」と続けた。
当時の横浜高は松坂氏や後藤氏、小池正晃氏、小山良男氏ら、のちにNPB球団に入る逸材も多かった一方、チームワークも最高だったようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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