最大震度7を記録した熊本地震から、間もなく2週間。各地で甚大な被害が出た上に、イオンモール熊本の爆発もあって、地震の恐ろしさを再びまざまざと見せつけられた。
そんな中で、SNSに気になる書き込みがあった。保護猫団体などが犬猫の保護を呼びかけたのだが、「人命が大変な時にペットで騒いでいる場合じゃない」的な投稿だった。プライオリティーとして、人間優先という考え方があることは否定できない。
しかし今や、ペットの命は人の命と比較できるものではない。我が子のように育て、家族として暮らしている人は増えている。命にかわりはないと思っている人は多いのだ。
それはともかく、今回の地震で最大の惨事の現場となったイオンモールの店内には猫カフェがあり、どうなったのか気にしていた人が多かったのも事実。店内には25匹の猫がいて、25匹とも無事に救出できたそうだ。本当によかった。
そこではたと思ったのは、もし関東で大地震が起きた時の、我が家の3匹の猫のことである。地震が起きた時にどこかに避難させることができるだろうか。
いちばん上の10歳の猫は誰にでも懐くし、キャリーバッグに入れて避難させることができる。7歳の真ん中、4歳の下の猫は人が来ると隠れるし、大きな揺れにもおののいてすぐに隠れる。連れ出そうにも、なかなかそうはできない。そもそも、大勢の知らない人がいる空間に連れていくことは不可能だと思う。
幸い戸建ての我が家は軽量鉄骨作りで、少々の揺れならあまり感じないくらい、地震には強い。地震が来ても倒れないことを祈りつつ、多少の損壊程度なら家に留まって3匹の猫と居座るしかない。いつもそんなふうに話をしている。
場合によってはよその猫も預かれるものなら、一時避難させることができないか。
「備蓄は何日分いるか」「多頭飼いの場合、どうやって非難させるか」
そんなことをつらつら考えていたら、アッと思い出した。一般社団法人「ねこと今日」を運営し、「にゃなかタウン」という仮想空間で様々な猫の情報を発信している女優・川上麻衣子さんのところから、猫の防災に関するアンケートが、7月8日にメールで送られてきていたのだ。このタイミングはまさに、先見の明というしかない。
例えば「最近も各地で大きな地震が頻発しており、不安を感じて入る方も多いのではないでしょうか」として「避難場所に猫を連れて行ける?」「備蓄は何日分必要か」「多頭飼いの場合、どうやって非難させるか」などの質問に答えるものだった。
メールが送られてきた時は、特に何もやっていないから答えられることもないし…と思った。しかし、アンケートは何もやっていないことを含めて調べ、有効な方法、答えを探ろうとするためのもの。アンケート閉め切り期間は過ぎたかもしれないが、今からでもやってみよう。
とりあえず、9項目の質問に答えてメールを送信した。結果がわかって連絡があったら是非、参考にしたいと思う。
(峯田淳/コラムニスト)

