オリックスの大ベテラン、42歳の平野佳寿投手兼投手コーチが今シーズン限りで現役引退すると、球団が発表した。引退会見は後日、開かれる。
2005年にドラフト希望枠でオリックス入りすると、先発に抑えにフル回転。2017年オフにはフリーエージェント権を行使して米メジャーリーグに挑戦した。2020年オフに古巣復帰すると、リーグ3連覇に大きく貢献している。
名球会入りの条件である日米通算250セーブを達成するなど、球団では功労者として扱われている。今年はコーチを兼任してプレーしていたがここまで1軍登板はなく、2軍でも出場7試合にとどまっていた。
「実は数年前から引退の噂が絶えなかったのですが、チーム内では『平野さんは自分で引退を決められる稀有な人』というポジションだった」(球団関係者)
Bクラスならオフにフロントも現場も体制大刷新
現在は同期入団の岸田護監督が指揮を執っているが、将来を嘱望されている人材だ。
「さすがにすぐの指揮官就任はないですが、来年はファーム指導者としてまずは経験を積み、3年程度で1軍監督に就任する可能性が高い。現在のようにフロントがバックアップすれば、2軍監督経験なしでも、1軍指揮官として采配を振るうことは可能でしょう」(前出・球団関係者)
チームは勝率5割付近をキープしているが、クライマックスシリーズ進出の3位まで6ゲームも離れており、逆転進出できるか瀬戸際の状況だ。
「もしBクラスで終われば、このオフにはフロントを筆頭に大きく体制が変わると言われています。福良淳一GM、中嶋聡スペシャルアドバイザーのポジションがどう変わるかによって、平野の去就にも大きく影響が及ぶと言われています」(前出・球団関係者)
万年Bクラス時代から優勝までを知る平野。指導者としてどう成長するかも楽しみである。

