女子テニスツアーのWTA1000シリーズ「ナショナルバンク・オープン」(8月2日~13日/カナダ・トロント/ハードコート)は大会8日目の現地9日にシングルス4回戦が行なわれ、センターコート第3試合に元世界ランキング1位で第11シードの大坂なおみ(28歳/現13位)が登場。元13位で第30シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ/23歳/同34位)を6-4、6-4で下し、2年連続3度目のベスト8進出を決めた。
両者は今回が3度目の顔合わせで、対戦成績は1勝1敗と互角。2021年の「全米オープン」(ハード/四大大会)2回戦ではフェルナンデスが5-7、7-6(2)、6-4で勝利したが、昨年10月の「武漢オープン」(ハード/WTA1000)1回戦では大坂が4-6、7-5、6-3で勝利している。
約10カ月ぶりの再戦となった今回も第3、4ゲームで互いにブレークを取り合うなど緊迫の展開となったが、迎えた第7ゲームで大坂が2度目のブレークを獲得。直後の第8ゲームでは2本のブレークポイントを凌ぎ、サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームもキープして第1セットを先取した。
大坂は第2セットでも安定したプレーを披露。ファーストサービスでは驚異のポイント獲得率100%(14/14)を記録し、自身のサービスゲームではブレークを許さなかった。反対にリターンゲームでは第7ゲームで値千金のブレークを果たし、1時間22分で勝負を決めた。
オンコートインタビューで大坂は、「今日はとにかく全力を尽くしました」と充実の表情でコメント。対戦したフェルナンデスについては「過去2回はタフな試合でしたし、彼女が素晴らしい選手であることはわかっていました。彼女はここカナダのスター選手です」と称え、会場を埋めた観客にも感謝を伝えた。
続けて大坂は、産休後のツアー復帰から抱き続けてきた思いに言及。「私は試合を重ねることが好きなタイプなんです」と明かしつつ、「復帰後は、トップ選手たちと対戦したいと強く思っていました。今こうしてそういう選手たちと互角に戦えていることが、本当にうれしいです」と、現在の自身のパフォーマンスに確かな手応えを示した。
大坂の準々決勝の相手は、今年1月の「全豪オープン」(ハード)で四大大会2勝目を挙げ、現在世界ランキングでもキャリアハイの2位につける第2シードの27歳エレーナ・ルバキナ(カザフスタン)。意外にも両者は今回が初対決となる。
インタビューの最後に大坂は「彼女は素晴らしい選手」とルバキナを称賛。「強力なショットが飛び交う一戦になるでしょう」と次戦の試合展開を予想しつつ、「これまで1度も対戦したことがないので、本当に楽しみです。実際に対戦して、彼女のプレーを体感できるのは良いことだと思います」と意気込みを口にした。
文●中村光佑
【動画】大坂なおみがフェルナンデスをストレートで下した「ナショナルバンクOP」4回戦ハイライト
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