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火星の衛星フォボスの向こうに隠れる地球 他の惑星表面からの観測は史上初!

火星の衛星フォボスの向こうに隠れる地球 他の惑星表面からの観測は史上初!

NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車パーサヴィアランスが、史上初めての画像を撮影することに成功しました。火星の空で、火星の衛星フォボスと地球が交わり、フォボスの向こうに地球が隠れる「掩蔽」、いわゆる「地球食」を観測したのです。

現地の夕方の時間帯に撮影

火星表面からパーサヴィアランスがとらえた「地球食」

こちらはパーサヴィアランスがとらえた火星の空の画像です。2026年7月2日(1907火星日)、現地の夕方にあたる時間帯に撮影されました。地平線に近い領域は青みがかった灰色、上の方は赤みがかった灰色に見えています。もし肉眼で見られたとしたら、その時間帯の火星の空はこのような色に見えます。

枠内は空の一部を拡大表示したもので、地球が画面左上から右下へ移動する一方、フォボスは画面左下から右上へ移動しつつ地球の前を横切って行きます。3コマ目では二つの天体が重なっており、地球がフォボスの向こう側に完全に隠れています。

火星には衛星が二つあります。どちらも非常に小さな衛星で、内側を公転するフォボスは最も幅の広い部分でも約27kmしかありません。非常に小さいのですが、火星から非常に近い距離(7800km)を公転しているため、画像が撮影された時点では、地球から見た月と比べて見た目の大きさが3分の1ほどもありました。一方、撮影時の地球は、火星から約3億1400万km離れたところに位置しており、1ピクセルほどの点にしか見えていません。

火星表面からパーサヴィアランスがとらえた「地球食」

こちらの画像には、現地での時刻を示すラベルが含まれています。

火星表面からパーサヴィアランスがとらえた「地球食」

こちらはフォボスが地球を隠す一連の画像に処理を施して見やすくしたもの。

(参考記事)
火星の日没80分後の薄明の空に映る地球と月
探査車パーサヴィアランスがとらえた火星の日食(2024年9月30日)
夜明け前の空に光る火星の衛星ダイモス 探査車パーサヴィアランスが撮影

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/ASU/MSSS/SSI

(参照)NASA

配信元: アストロピクス

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