
3大陸連盟がFIFA会長を糾弾する異例の事態。公開書簡で独断的な権力と手法を厳しく非難。30年W杯をボイコット? 水面下ではさらに踏み込んだ対抗策も議論か
ついに公然の反乱へと発展した。欧州、北中米カリブ海、アジアの3大陸連盟が、共同でFIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長を糾弾する異例の事態となっている。
フランスメディア『RMC SPORT』は、「FIFAの危機:“欺瞞”、UEFA、CONCACAF、AFCがジャンニ・インファンティーノに対して同盟を結成」と見出しを打ち、この深刻な対立の様相を報じた。
同メディアによると、UEFA(欧州サッカー連盟)、CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)、そしてAFC(アジアサッカー連盟)は8月10日に公開書簡を発表。インファンティーノ会長の独断的な権力と手法を厳しく非難した。
書簡は「フットボールは一個人のものではない」とし、リーダーシップのあり方について痛烈な批判を展開している。「責任が問われるべきところには沈黙があり、透明性が求められるべきところには距離がある。これらはフットボールがそのリーダーシップに求めるべき資質ではない」。
さらに3連盟は連名で、「フットボールにおけるリーダーシップは所有物ではない。それを維持するために権力を保有したり、要求したりするものではない。それは、信頼を託したフットボールファミリーへの奉仕の義務である。信頼が欺瞞によって裏切られ、個人が権威を託した集団の上に自らを置く時、その義務は放棄されたことになる」と断じている。
この動きの背景には、インファンティーノ会長が主導し、後に撤回された民間投資家への門戸開放プロジェクトがある。FIFAは先週、この騒動について「謝罪」を表明し、会長への「全面的な支持」を打ち出したが、3連盟を納得させるには至らなかった。
3連盟はFIFAが211の加盟協会に送った書簡について、「フットボールが目撃したのは判断の欠如であり、コミュニケーションの欠如としてこれを提示している」と指摘。「FIFAが奉仕するために存在する、まさにその組織に対する、根本的な信頼の崩壊」であると非難した。
この公開書簡は、インファンティーノ会長に来年3月に行なわれる会長選挙への不出馬と、それに先立つ辞任を促すための強力な一手と見られている。
水面下では、さらに踏み込んだ対抗策も議論されているという。もしインファンティーノ会長が今後もその地位に留まる場合、3連盟は2030年のワールドカップおよびその予選のボイコットを検討。さらには、これら3大陸の代表チームによる独自のトーナメントを開催する可能性も浮上している。
インファンティーノ会長への圧力は非常に強まっているが、一方で彼はアフリカサッカー連盟(CAF)や、南米サッカー連盟(CONMEBOL)からの強い支持を維持している。先週末にはCONMEBOLの会長とコロンビアで笑顔を見せる姿が確認されている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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