
「プレミアリーグより予測不能」「VARは導入されていない」日本人選手も多数在籍! 英国人記者が語るイングランド2部の楽しみ方「エンターテインメント性に富んでいる」【現地発】
2026-27シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)が、いよいよ幕を開ける。
私はウェストハムのファンでもあるため、昨季、チームがプレミアリーグからチャンピオンシップに降格してしまったことには、当然ながら非常にがっかりした。しかし、最初の落胆を乗り越えると、徐々にチームがチャンピオンシップで戦うことを前向きに捉えられるようになってきた。
プレミアリーグは世界トップクラスの選手たちが集うハイレベルなリーグだ。一方、チャンピオンシップはより予測不能であり、エンターテインメント性に富んでいる。
例えば、プレミアリーグの取材や観戦をしていると、レベルが高すぎるがゆえに、試合内容が退屈に感じることも少なくない。選手たちはめったにボールを失わず、ボールをキープすることを優先するため、リスクを冒すプレーもそれほど多くない。
一方、チャンピオンシップではミスを恐れずに攻守において果敢にチャレンジする。それが試合の興奮を高めてくれる。観る側にとっては、最高に面白い要素の一つなのだ。
また、チャンピオンシップではウェンブリー・スタジアムで行なわれる試合を除き、多くのスタジアムで必要なインフラが整っていないため、VARが導入されていない。判定を待つことによる試合の中断などがないため、その点もファンには好評だ。
キックオフ時間や日程も、チャンピオンシップのほうがプレミアリーグより良い。プレミアリーグは金曜日の夜、土曜日の昼や夜、日曜日の昼や夜、さらには月曜日の夜と不規則に試合が行なわれる。一方でチャンピオンシップはスケジュールが比較的規則的で、週末の予定を大きく乱されることがないため、ファンからは非常に好まれている。
今季もチャンピオンシップには、日本人選手たちが多く在籍している。プレミアリーグとはまた違った魅力が詰まったイングランド2部の戦いを、ぜひ日本人選手の活躍とともに楽しんでほしい。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した
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