
画像はアニメ『HUNTER×HUNTER』キービジュアル (C) P1998-2026 (C)V・N・M
【画像】え、「ひろゆきっぽい」こちらが「似てる」という声に“本人”も反応した『H×H』最新巻です
『ワンピ』最新刊と比較してみたら?
およそ1年半ぶりに『HUNTER×HUNTER』の連載が再開され、毎話大きな話題を呼んでいます。現在は「王位継承編」の真っ只中で、手に汗握る展開が続いているのですが、世間の反響は必ずしも好意的なものばかりではありません。
というのも、「王位継承編」に入ってから「文字数が多すぎてスラっと読めない」「話が複雑で難しい」などの意見が数多く見られるようになりました。確かに現在の物語は、大量の新キャラ、複雑な心理戦と、じっくり読み込まなければ内容を理解するのが難しい展開が続いています。
では実際のところ、どれくらい文字数が多くなっているのでしょうか? また他の作品と比べてどれほどの違いがあるのでしょうか。この記事では、『HUNTER×HUNTER』と同じく「週刊少年ジャンプ」(集英社)の看板マンガである『ONE PIECE(ワンピース)』と比較します。
※この記事では、『HUNTER×HUNTER』と『ONE PIECE』最新刊の内容に触れています。ネタバレにご注意ください。
いずれも最近発売されたコミックス最新刊の冒頭1話を対象とし、吹き出しのなかの文字に絞って計測します。まず『ONE PIECE』115巻の1167話ですが、ここでは「ゴッドバレー」で巻き起こった事件の真相が明らかになり、その5年後、世界はどのように変わっていったのかが描かれました。「エルバフ」の王「ハラルド」の決断、「聖地マリージョア」襲撃事件の真実など、重要キャラの過去が垣間見える重要な回となっています。
バトルパートではないため、1167話は比較的キャラのセリフや説明の多い回だったと思われますが、文字数の合計はおよそ2300文字超でした。
一方『HUNTER×HUNTER』39巻の401話では、「クラピカ」のもとで念能力の修得訓練を受けていた人物のなかに紛れていた、隠れ念能力者の正体が明らかになります。その人物が語った内容から、「カキンの王」を決めるための血なまぐさい争いの裏では、なんと「ビヨンド=ネテロ」の陰謀が動いていた可能性が浮かび上がります。
1話のほとんどが隠れ念能力者の語りで占められていたため、文字数の合計はおよそ4400文字超でした。コミックスが1冊につき10話前後収録されていることを考えると、確かに小説並みの文字数といっても過言ではないかもしれません。
もともとキャラのセリフや解説パートが多めだった『HUNTER×HUNTER』ですが、「王位継承編」に入ってさらに文字数が増えたことは間違いないでしょう。とはいえ一部のファンからは、「『王位継承編』こそ最高傑作!」「読み込むほどに面白くなってくる」といった意見も見られます。
カキンの王位争いに巻き込まれているクラピカたちのパート、「ヒソカ」を捜索する幻影旅団のパート、まずはこのふたつの大きな軸を分けて考えて、それぞれ主要キャラが何を目的としているのかを押さえておくだけでも、物語の見え方は大きく変わってくるでしょう。
一見すると難解な「王位継承編」ですが、登場人物たちの思惑をひとつずつ追っていけば、そこには『HUNTER×HUNTER』らしい緻密な物語設計が浮かびあがってきます。クラピカと幻影旅団の因縁が再び交わる日は来るのか。そのとき、物語がどのように動き出すのかにも期待が高まります。
