プロ野球ファームリーグ東地区に所属するオイシックス新潟の又吉克樹投手が、今シーズン限りでの現役引退を発表した。
四国アイランドリーグplusの香川から2014年ドラフト2位で中日入りした又吉は3年連続60試合登板をするなど、中継ぎ投手としてフル回転。その後、独立リーグ出身選手として初めて国内フリーエージェント権を取得すると、ソフトバンクに移籍した。だが思うように活躍できず、昨オフに退団している。
今季はメキシカンリーグで再起を図るも、開幕前にリリースされたため、新潟入りを決断。NPB復帰を目指したが、かなわなかった。本人は8月10日、SNSに心境を綴り、〈自分の中で緊張感なくマウンドに行くことが増えてきてしまったことが大きな理由〉と説明。肩肘を一度もケガすることなく終えられたことに〈この身体のおかげで〝便利屋〟という場所を確立することができました。本当にありがとう〉と両親に感謝している。
「チャラチャラしている」と毛嫌いされたことも
又吉の存在感はプロ野球選手としてのものだけではなかった。
「チーム成績が低迷する中日では自らSNSを駆使して、チームメートの素顔を発信。ファンからは『又吉広報』と名付けられました。今ではどの球団、選手でもSNSで発信するのが当たり前になりましたが、ドラゴンズは環境整備が遅れていたため、重宝されました」(スポーツ紙デスク)
他方、IT企業が親会社のソフトバンクは専任スタッフが在籍しており、活動の幅は縮小。
「一部の首脳陣が『チャラチャラしている』と毛嫌いしたことが、契約を延長できなかった一因だといわれています」(ソフトバンク関係者)
独特のキャラクターでファンを魅了した又吉。今後は後進の育成や野球界発展のために尽力してほしい。

