
「スズキだけじゃない。誰もがサトウに夢中だ」19歳日本人MFへの期待感。イタリアメディアがプレースタイルも分析「じっとしているのを好まない」
欧州の移籍市場でパリ・サンジェルマンやユベントスといったビッグクラブからの関心が報じられているGK鈴木彩艶。その一方で、もう1人の日本人選手がスペインで静かに、しかし確かな一歩を踏み出している。
イタリアメディア『TUTTO SPORT』は、「スズキだけじゃない。ヨーロッパを魅了するもう1人の日本人がいる。誰もがサトウに夢中だ」と見出しを打ち、バレンシアと契約した19歳のMF佐藤龍之介に注目している。
同メディアは、マーケットを賑わせている鈴木、そして飛行機から降り立ったばかりの佐藤に関して「日本のサッカーがヨーロッパにたどり着いた、2つの異なる物語」と表現。FC東京からバレンシアへ移籍し、2031年までの6年契約という長期契約を結んだ事実を伝えた。
記事は佐藤のキャリアを詳しく紹介している。FC東京で育ち、16歳でプロデビューを飾った後、ファジアーノ岡山へのレンタル移籍で才能が開花。「ゴール、アシスト、そして数々の賞。この期間は、彼が本格的に注目を集め始めた瞬間となった」と評した。
その後の飛躍は目覚ましく、Jリーグの最優秀若手選手賞を受賞すると、U-23日本代表としてアジアカップ優勝を経験。4ゴールを挙げて大会最優秀選手に輝くなど、主役級の働きを見せた。A代表にも招集され、北中米W杯前のスコットランド、イングランドとの親善試合のメンバーリストに名を連ねたが、本大会の最終メンバーからは外れている。
プレースタイルについては、「じっとしているのを好まない」と分析。左サイドから中へ切れ込むプレーを基本としながら、右サイドや中央でも機能する多才さに触れ、「ボール、三角形、狭いレーンを探し求める。彼はチャンスを作るのが好きだが、泥臭い仕事も恐れない」とその献身性も高く評価した。
記事は最後に、「彼がリーガにとって、セリエAにおけるナカタのような存在になるかは分からない」としながらも、「サトウはすでに歩き始めている。あとはボールが語るだろう」と、その未知なる旅路への期待感で締めくくった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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