オランダ・エールディビジの2026-27シーズンが開幕。8月9日にはフェイエノールトがスパルタを1-0で下して白星スタートを切った。
このアウェーマッチでの唯一のゴールは35分、ジバイ・ゼヒエルの右からのクロスをルチアーノ・ヴァレンテが合わせて決めたものだが、スローインを受けてキープし、リターンパスでゼヒエルの右サイドの抜け出しを引き出したのが、CFの上田綺世だった。
スタメンとして71分間、前線に立ち続けた日本代表ストライカーは、チームの決勝点となった今季初ゴールに関与したことで勝点3奪取に貢献。一方で自身は前後半に決定機を迎えながら、ヘディングシュート、抜け出してのGKとの1対1をいずれも決めることができず、開幕戦での得点はならなかった。
ボールタッチ14回、シュート3回(枠内1回、枠外2回)、逸機2回、ゴール期待値1.46というスタッツ(データ専門サイト『FOTMOB』による)を記録した背番号9に対し、ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト監督は、「我々はまだ実質的にプレシーズンの状態にあり、選手にはまだあまりプレーできていない者もいる。アヤセもそのひとりだ」と前置きしながらも、「創り出したチャンスは確実に決める必要がある」と苦言も呈している(スポーツ専門チャンネル『ESPN』より)。
現地メディアの評価でも、オランダのサッカー専門誌『Voetbal International』による10点満点の採点では、チーム単独最低となる「5.5」。ここから調子を上げ、リーグ得点王に輝いた昨季のような活躍を再現することが期待されるが、その上田にはその去就に関する関心も向けられている。
『Voetbal International』のほか複数の現地メディアは、トルコの強豪フェネルバフチェが上田獲得のために2000万ユーロ(約39億円)以上のオファーを提示したと報道。フェイエノールト側もこの27歳のストライカーを売却することに前向きで、交渉に応じる構えだという。
すでにフェイエノールトは、FWナチョ・フェリをウェステルロから獲得するなど、上田の後釜を用意しているとされる。同メディアは「上田本人がフェネルバフチェへの移籍を望んでいるかどうかは、依然として不透明だ。日本代表のストライカーはプレミアリーグへの移籍を希望しているとされている。そのため、イングランドからのチャンスが訪れるまで待つ可能性も否定できない」としている。
これに対し、英移籍専門サイト『Football Transfers』は、『Feyenoord Transfermarkt』からの引用として、「日本人アタッカーは、トルコのクラブに移籍する可能性について、扉を少し開いた。フェネルバフチェは、クラブ首脳陣と選手側との間で複数回の話し合いを予定している。すでに好条件の契約が提示されており、フェイエノールトも売却に前向きだ」と綴り、以下のように記事を締めている。
「フェイエノールトがすでに後任ストライカーを獲得しているなか、最大の焦点となっていたのは、これまで盛んに取り沙汰されてきた欧州のトップクラブではなく、トルコへの移籍に上田が前向きなのかどうかだった。しかし、どうやら上田自身も、この選択肢を受け入れる考えがあるようだ」
構成●THE DIGEST編集部
【動画】エールディビジ開幕戦に先発出場したフェイエノールトの上田、決勝ゴールに関与
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