地元の近畿勢が3校出場し、祝日ということもあって多くの観客が詰めかけた大会第7日。投手で見事なパフォーマンスを見せたのが岩井秀耶(社3年)だ。ストレートは立ち上がりからコンスタントに145キロを超え、最速は150キロをマーク。2回と3回には長打からそれぞれ1点を失い、味方の反撃も及ばず1-2で敗れたものの、最後まで智弁和歌山打線に力勝負を挑み、一人で投げ切って見せたのだ。
178㎝、73㎏と体つきはまだ細いが躍動感は抜群で、少しクイック気味のモーションと肘を下げた腕の振りも特徴的だ。鋭く変化するスライダーも最後まで智弁和歌山打線を苦しめる要因となった。まずは大学に進学するとのことだが、4年後のドラフト候補となる可能性は十分だ。
野手で目立ったのは下級生の井本陽太(智弁和歌山2年・外野手)だ。第1打席でレフトオーバーのツーベースを放つと第2打席は貴重な追加点となる犠牲フライで1打点をマーク。さらに第3打席ではライト前、第4打席ではセンター前に弾き返し、唯一岩井を攻略して見せた。
183㎝、90㎏という体格はとても下級生には見えず、鋭い振り出しとインパクトの強さは抜群のものがある。第3打席のライト前ヒットは変化球を捉えたもので、パワーだけでなく対応力も高い。また守備でも8回にライト線の打球を好捕するファインプレーがあり、外野手としても能力の高さを見せた。長打が期待できるパワーヒッターだけに、秋以降も注目を集めることは間違いないだろう。
構成●THE DIGEST編集部
【甲子園を沸かせた注目選手│6日目】横浜・織田が圧巻の投球!最速154㎞&12奪三振で「高校生の目玉」の評価揺るがず
【甲子園を沸かせた注目選手│5日目】中京・鈴木の「二刀流」にプロ注目!花巻東の下級生野手の将来性にも期待
【甲子園を沸かせた注目選手│4日目】大分商・平田が強豪相手に圧巻の投球!その他の試合でも投手が好アピール

