『すばらしき世界』『永い⾔い訳』の西川美和が原案・脚本・監督を務め、W主演に小八重葵美と二階堂ふみを迎えた、映画『わたしの知らない子どもたち』。このたび、戦後時代に懸命に生きる登場人物たちの“煌めき”が詰まった本作の新予告映像が公開された。
本作の舞台は1945年、終戦。音楽家の父のもとで育ち、ごく普通の暮らしを送っていた12歳の少女・茅野琴子は戦争によって家も家族も失い、焼け野原となった東京で、たったひとり生きることになる。彼女は少女であることを捨て、少年として生きることを決意。一方、担任教師だった曽根文美子は、敗戦によるイデオロギーの転換と、婚約者を失った中で教師としての誇りも生きる意味も見失っていた。しかし、父の友人から「琴子を探している」という知らせを受け、琴子を探す旅に出る。これは、戦争によって人生を変えられながらも懸命に生きた子どもたちの命の輝きと、その命を信じ、それぞれの選択で未来へつないだ人々の姿を描く物語。
このたび公開された予告映像では、映画『ゴジラ-1.0』で第96回アカデミー賞視覚効果賞を受賞した白組のVFXチームが圧倒的クオリティで蘇らせた戦後日本を舞台に、登場人物たちの悲しみ、憎しみ、そして希望が交差する。戦争によって一変した世界を“少年・茂男と偽り必死に生きる琴子が、「私は自分がどこの誰だか分からなくなりました」と悲痛な叫びを上げる姿が胸を打つ。絶望の暗闇の中、自分を見失いそうになりながらも懸命に生きる子どもたちと、彼らの未来を信じて手を差し伸べる大人たち──それぞれの想いが交錯し、たくましく明日へと突き進む姿を捉えた、エモーショナルで迫力溢れる映像となっている。
広島出身の西川美和監督は、幼少期から身近だった「戦争」というテーマをキャリア初期はのがれていたい気持ちがあったという。しかし前作『すばらしき世界』(20)の制作過程で、戦後実在した12万人を超える“名もなき子どもたち”の存在を知り企画が始動。戦後81年を迎える今、戦争を知らない世代が未来に伝えていくことについて「戦争とは何だったのかを描き直すことは、作り手が果たすべき役割ではないか」と語る。
琴子の元教師・曽根文美子を演じる二階堂ふみは「いまこの社会を作っている、大人の方たちもこの作品をみるべきだと思いますし、戦争というものは本当に起こしてはいけないということをまっすぐにこの作品と共に言えるようになってほしいなと思います」と、今この作品をみる意義を語る。
また新興ヤクザの組長・菊沢を演じる岡田准一は「西川監督の作品を心待ちにしていたひとりとして、映画として面白いことの一歩先、社会性が含まれていて、なにか問いかけるものを感じる緻密な台本だと感じました。いい映画だと感じるだろうし、願いも込められるし、希望も込められるし、矛盾を感じたり、悲しさも感じたり、いろんな感情が問いかけてくる、それが西川監督のマジックだなと思いました」と、物語が秘める多面的な魅力と観客へ投げかけられる普遍的な問いの大きさを熱弁。「「火垂るの墓」の後継作はこの作品。今観るべき作品」とも語っている。
映画『わたしの知らない子どもたち』は、2026年10月16日(金)より全国公開。
作品情報
映画『わたしの知らない子どもたち』
1945年、終戦。音楽家の父のもとで育ち、ごく普通の暮らしを送っていた12歳の少女・茅野琴子は戦争によって家も家族も失い、焼け野原となった東京で、たったひとり生きることになる。女性であることが生きる危険につながる現実を知った琴子は、少女という性を隠し、少年として生きることを決意する。一方、担任教師だった曽根文美子は、敗戦によるイデオロギーの転換と、婚約者を失った中で教師としての誇りも生きる意味も見失っていた。しかし、父の友人から「琴子を探している」という知らせを受け、琴子を探す旅に出る。これは、戦争によって人生を変えられながらも懸命に生きた子どもたちの命の輝きと、その命を信じ、それぞれの選択で未来へつないだ人々の姿を描く物語。
原案・脚本・監督:西川美和
出演:小八重葵美、二階堂ふみ、坂東龍汰、櫻井海音、花瀬琴音、羽山由一郎、小林丞之介、岩田龍門、渋谷そらじ、武内ひなた、北村有起哉、吉田羊、竹野内豊、岡田准一、田中裕子、役所広司
配給:K2 Pictures
©︎2026 K2 Pictures・AOI Pro.
2026年10月16日(金) 全国公開
公式サイト wsk_movie
