
血に染まった“ゲーム”を奇跡的に生き延びた花嫁グレース。しかし、悪夢はまだ終わっていなかった。その生還劇は闇に潜む、世界の支配者たちの目に留まり、彼女は再び標的として選ばれてしまう。新たな舞台は、選ばれし名家が覇権を争う禁断の領域〈カウンシル〉。そこでグレースを待ち受けていたのは、想像を絶する、絶対に勝ち抜かなければならない殺戮ゲームだった。ゲームに参加するのは、狂気と欲に取り憑かれたハンターたち。そしてグレースにとって唯一の味方は、長年絶縁状態だった妹フェイスだけ。しかし二人は手錠で繋がれ、逃げる自由すらままならない。極限状態のなか、彼女たちは生き残りをかけ、家族の絆さえも試されることに…。
今回解禁されたのは、ウィーヴィングとニュートンの10分に及ぶロングインタビュー。前作から主人公グレースとして続投したウィーヴィングは、続編に出ることは楽しみだったかと問われると「全く予想外だった。ないと思ってた」と意外な返答が。「前作はよくわからないまま演じていた。脚本もいいし、全員楽しんで撮ってたけど、観客に伝わるのかどうか分からなかった。でも公開したらかなり好評だったので、うれしい驚きになった。2作目を作るにあたっては、じっくりと時間をかけて準備を進めた。どんなストーリーにすべきか慎重に検討した。もっと作品の世界を広げたいと思ったし、またグレースに活躍させたかった。彼女はスーパーヒーローではなく、ごく普通の人間。ちょっと変わってるだけ。そこで彼女に“仲間”を与えた」と経緯を説明。「マットとタイラーは以前にもこの人(キャスリン)と仕事をして…変人だと知ってた」(ウィーヴィング)、「あなたと同じ」(ニュートン)、「似たもの同士。どちらも変人だから組まされた」(ウィーヴィング)と掛け合いのテンポもバッチリだ。

新キャラクターとして登場するフェイスについて、ニュートンは「かなりホットな新顔。フェイスはある意味問題児。グレースは姉として妹を守ろうとする」と説明するとウィーヴィングは姉の顔で「困った妹よね」とポツリ。それに対しニュートンは「私はサマラをマネすることで役作りをしたのよ。なんでもマネした。ダイエット飲料まで飲んでた!」と明かす。ウィーヴィングが思い出したように「私のipadも…」と話すと「同じ機種を買った!」と得意げなニュートンに思わずウィーヴィングが吹き出す場面も。「とにかくフェイスは私なの。よくもわるくも私のために書かれた役で、私にそっくり」とニュートンは、“私のことよく分かってる”と納得だったようだ。
グレースとフェイスについて、「おバカな姉妹」と話すウィーヴィングにニュートンも同意し、「みんな、そういう姿を見たいでしょ?」とイタズラっぽく微笑む。また、作品の重要ポイントであるアクションシーンについて聞かれたウィーヴィングは「実はとんでもないことがあった。撮影の1か月前に背中を痛めて歩くことさえできなかった。飛行機で移動する際は大量の痛み止めをのんで耐えてた。リハーサルの間は横になってたし、衣装合わせも寝たままだった。なにもできないかもしれないと不安だった。かなりヤバい状態だった。でも撮影開始の2日前には、“さあ仕事だ!”と体が目覚めて、急に背中の腫れが引き、歩けるようになった。背中の痛みが引く前は、脚本を読みながら“どうしよう”とパニックを起こしてた。全部代役を頼もうと思ってた。私は顔のアップだけ。でも歩けるようになって、ファイトシーンもなんとかこなした」とまさかのエピソードを明かすと、ニュートンは「ホラーの神様が光臨してサマラを治してくれたの」と笑顔を見せる。

そして「セットが静まり返った日を覚えてる。スクリーンテストの日のサマラはこんな感じ」と直立不動で不自然な動きのウィーヴィングの様子を再現するとウィーヴィングも爆笑。ニュートン曰く「全員が息をのんだ、不穏な空気だった」と証言。「一方私はコメディ映画に出るんだと思ってた。善と悪が対決するみたいなやつ。でもカメラテストの時に血糊をつけた私を見たタイラー(監督)が、“足りない”と言って血まみれにしたの。その時思い出した、“この世界へようこそ”彼らの作品なら当然!」と軽快に語るニュートンにウィーヴィングも笑みが溢れる。
「当初の予想よりもずっと過酷な撮影が続いた」とニュートン。ウィーヴィングは「よくある誤算が、脚本の半ページのシーンで3日間のスタント撮影が続くケース」と明かす。ニュートンも同意し、「体力的にはキツい。脚本を読む限りは簡単そうだけど、撮影は大変」と語るが、2人とも「だけど本当に楽しい」と口を揃えた。「もう1回やりたいぐらい」「やろうよ!」と盛り上がる2人の様子に次回作への期待も高まる。
はたしてグレースとフェイスは迫りくる魔の手から逃げ切ることができるのか?ぜひ劇場で見届けよう!
文/サンクレイオ翼
