
2026年6月下旬、フランス全土で猛烈な熱波が約10日間居座りました。
もともとフランスの北半分の地域でも夏に38℃前後まで上がることはありますが、1週間以上連続して続くことはありませんでした。
フランス公衆衛生庁の発表によると、6月22日の週の死者数はその前週に比べて30%増。
とり分け、イル・ド・フランス(パリを含む地域圏)に至っては62%増という数字がでています。
直接の原因が熱中症でなくとも、熱波が体力の弱っていた人たちを直撃したことは間違いないでしょう。
フランスでの冷房の普及率は2026年で一軒家とアパートを合わせると約2割(HelloWatt調べ)。
ですがフランスの大手メディアで、地域放送を多く扱っているFrance3でも言っているように、フランスの北部は元々暑さが厳しい南部に比べて冷房普及率は断然低いのです。
これまでは
「とりあえず日陰に入れば暑さをしのげる」
「夜になれば気温が落ち着いて、朝は涼しい空気を家の中に取り込める」
と言っていた認識を変えるほどのすごい暑さでした。
さて これほどの熱波を予想していたかどうかはともかく、近年の温暖化でフランス国鉄も駅構内の環境を改善しようと動いていたようです。
2026年の春、ブルゴーニュ地方のディジョン駅で無料の給水器が登場しました。
使い方は簡単。
自前の容器を真ん中に置くとセンサーが感知して水が出てくるしくみです。
暑さに弱い人が真夏に旅行するなら、冷房設備について事前に情報を確認するか、個人貸しのところで情報がなければ上の階より1階の方が気温がかなり楽です。
