現地7月3日からマウンドを離れている大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が、キャッチボールを再開した。8月11日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦を生中継したNHKによると、8日、10日に続く送球練習で、約30分間で最長60メートルまで距離を伸ばしたほか、ブルペンでのシャドーピッチングにも取り組んだという。
ポストシーズンに向けて投手復帰への明るい話題となったが、一部メディアからは懸念の声も挙がっている。
米スポーツ専門メディア『Fan Sided』は「ドジャースがショウヘイ・オオタニを理由もなく急いで復帰させようとしている」と指摘。大谷の投手としての実力を高く評価しつつ、「復帰に伴うリスクに見合う価値があるのか疑問に思うのは妥当だ」とマウンド復帰に慎重な姿勢を見せている。
その理由が先発ローテーションの層の厚さだ。ドジャースは現在タイラー・グラスノーをリハビリで欠いている一方で、山本由伸や佐々木朗希、ジャスティン・ロブレスキー、そして新加入のタリク・スクーバルら強力な投手陣を擁しており、「ドジャースは彼(大谷)を必要としない稀有なチームだ。少なくともストレッチラン(シーズン終盤)では」と主張している。
また、大谷がすでに肘の手術を2度行なっている点にも言及。現在32歳の大谷が投打二刀流でフルシーズンを戦うのは「明らかに不可能だ」とし、毎週1、2イニング投げるオープナー登板のために打撃や長期的な健康を危険にさらす価値は無いと断じている。
現在ドジャースでは先発投手陣が安定した活躍を見せている一方、打撃力不足が深刻となっている。この状況で大谷が打撃専念ではなく投打二刀流を行なうメリットは、それほど大きくないのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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