
元東京ヤクルトスワローズ監督の小川淳司氏が9日、YouTubeチャンネル『イガちゃんねる ~五十嵐亮太の人生は旅だ~』に出演。監督時代、主砲として活躍したウラディミール・バレンティン氏との知られざる交渉エピソードを披露した。
■ヤクルト時代に60本塁打バレンティン氏は2011年からヤクルトでプレーし、3年連続本塁打王を獲得。13年には、王貞治氏が持っていた1シーズン55本塁打の記録を大幅に更新する60本塁打を放ち、NPBの歴史に名を刻んだ。
20年に福岡ソフトバンクホークスに移籍したが、結果を残せず21年に退団した。
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■引退する選手のために提案したら…今回、「交渉するのが厄介だった人」を問われバレンティン氏を挙げた小川氏は、長年ヤクルトの主砲としてチームを支えた畠山和洋氏の引退試合を振り返る。
当時、4番として君臨していたバレンティン氏に対し、小川監督は試合前、ベンチで直接ある願いを切り出した。「最後の1打席、畠山にくれるか?」。バレンティン氏の代打で畠山氏を起用して花道を作りたいという、指揮官としての思いから出た提案だった。
しかし、バレンティン氏は「何であげなきゃいけないんだ。俺には関係ないだろう」と不満を露わにしたという。
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■小川氏が引くと「いいよ」自身の役割と誇りを大切にする姿勢に、小川氏は「当然だと思う」とバレンティン氏の意見を尊重し、別の打者のときに畠山氏を代打で出すことに。
すると、少し時間が経ったあと、バレンティン氏のほうから歩み寄ってきて「いいよ」と1度頭を冷やしたことで冷静さを取り戻し、指揮官の思いを受け入れてくれたという。
小川監督は当時の駆け引きを振り返り、「押し続けるのがいいのか、引くのがいいのかは分かんない。状況や人によっても変わる」と人との接し方の難しさを痛感していた。
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■執筆者プロフィール荒井どんぐり。都内在住のwebライター。記事対象はエンタメや野球中心。テレビ、YouTube、お笑いをほぼ1日約15時間以上チェックし、ネットで話題を呼んでいる事柄を深堀りする。年間執筆本数は1000本以上。
(文/Sirabee 編集部・荒井 どんぐり(野球))