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アルカラスに「うつ状態」の噂!? 伊テニス連盟医療責任者の“根拠なき発言”が物議。「全くもって恥ずべきだ」と痛烈批判も<SMASH>

アルカラスに「うつ状態」の噂!? 伊テニス連盟医療責任者の“根拠なき発言”が物議。「全くもって恥ずべきだ」と痛烈批判も<SMASH>

故障により約4カ月にわたって戦線を離れている男子テニス世界ランキング2位のカルロス・アルカラス(スペイン)を巡り、イタリアテニス・パデル連盟(FITP)の医療・アンチドーピング委員会委員長を務めるジャンニ・ダニエレ氏の発言が物議を醸している。

 現在23歳のアルカラスは今年4月の「バルセロナ・オープン」(ATP500)で右手首を負傷。以降はツアーではプレーしておらず、現在開催中の「ナショナルバンク・オープン」(8月2日~13日/カナダ・モントリオール/ATP1000)と間もなく開幕する「シンシナティ・オープン」(8月13日~23日/アメリカ・シンシナティ/ATP1000)も出場を見送った。

 そうした中、伊紙『La Repubblica』のインタビューに応じたダニエレ氏がアルカラスの現状について言及。同国のテニス専門誌『Il Tennis Italiano』の引用によると、「カルロスが手首にどのようなケガを負ったのかについては、これまで完全には明らかになっていません」と前置きしつつ、次のように語っている。

「今、カルロスが一種の“精神的な弱さ”を抱えているという噂が出ています。以前のような強度を取り戻すのに苦労する中で、一種の“うつ状態”に陥っているとも言われており、それが悪循環となって、自信を取り戻せなくなっているというのです」
  さらに「彼の頭の中では自身の現状に対する疑念が徐々に大きくなり始めているのでしょう」と推測し、「現世界1位の(ヤニック・)シナー(イタリア/24歳)にとっても、これほど並外れた実力を持つライバルと対戦できない状況が続くのですから、本当に残念なことです」と続けた。

 ただしダニエレ氏は、こうした「噂」の出所や自身の見解を裏付ける具体的な根拠を示していない。ちなみに同氏は1977年にペルージャ大学で医学・外科学の学位を取得後、81年にはローマ・ラ・サピエンツァ大学で歯科・歯科補綴を専門とし、現在も歯科領域を専門としている。

 それだけに今回の発言には批判も噴出。伊メディア『Il Fatto Quotidiano』によると、スペイン人テニスジャーナリストのホセ・モロン氏は「全くもって恥ずべき発言だ」とダニエレ氏を痛烈に非難している。

 現状アルカラス本人や陣営から「精神面に問題を抱えている」との発言は出ておらず、ダニエレ氏も同選手を「うつ病」と断定したわけではない。具体的な根拠が示されないまま、一国の競技連盟の医療部門を率いる人物が、自身の専門外である他国選手の精神面にまで踏み込んだとあって、波紋が広がっている。

 アルカラスは現時点で、8月30日に開幕する今季最後の四大大会「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)のエントリーリストには名を連ねている。昨年王者でもある23歳は無事にニューヨークで戦列復帰を果たせるか、今後の動向に注目が集まる。

文●中村光佑

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配信元: THE DIGEST

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