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阪神クローザー入れ替え論に「待った」をかけた能見篤史と岡田彰布の「特殊な経験値とプライド」ズバリ見解

阪神クローザー入れ替え論に「待った」をかけた能見篤史と岡田彰布の「特殊な経験値とプライド」ズバリ見解

 夏の首位攻防の第2戦は、初回に阪神が森下翔太、佐藤輝明の連打で先制すると、大山悠輔の犠牲フライで追加得点。3回には森下と佐藤のアベック弾が出るなど、阪神が5-1で快勝した。佐藤は7回にもライトスタンドへ放り込む、1試合2本塁打の爆発ぶりだった。

 投げては先発・高橋遥人が6回5安打1失点で12勝目。7回から木下里都、及川雅貴、工藤泰成が無失点リレーでつないだ。これで阪神は天王山2連勝である。

 ところで、この日は工藤が最終回を締めくくったが、今季の阪神の勝ちパターンとしては、6月中旬頃から7、8回が木下と工藤、そして9回に岩崎優かドリスというパターンが定着している。
 しかし岩崎とドリスはともにベテランで疲労が蓄積しやすく、時には打ち込まれることも。最速160キロ超の直球を投げるパワー型の若手2人を中継ぎから抑えに回した方がいいのでは、という「クローザー交代」が、これまで議論の俎上に載ってきた。

 最近は工藤、木下ともに安定しており、それもアリかもしれないという気はするが、阪神OBの2人が見解を示している。

勢いだけで務まるポジションではない

 先日の「よんチャンTV」(MBSテレビ)に出演した能見篤史氏は否定的だ。
「7、8回と9回では大きな違いがある」
 そう前置きすると、具体的な理由を明かしている。
「ちょっと違うんですよね。7、8回というのはまだ試合が続いていて、抑えに回す役目。9回は試合を終わらせにいかないといけない。となると、ここは勢いだけで務まるポジションじゃない。経験もいるし、相性の悪いバッターもうそうですけど、無理に勝負する必要はない。要はその点差の中で、ホームに帰さないために何をするか。もちろん160(キロを)超えると抑える確率は格段に上がるんですけど、勢いだけでいってもバッターは打ちます。それだけ9回は特殊なので、ひとつ歯車が狂うとガラッと変わってしまう」

 岩崎とドリスの経験値の高さの重要性を説いたわけだが、岡田彰布オーナー付顧問は別の観点から、テレビ番組でこう指摘した。
「シーズン中に変えるのはけっこう、勇気がいりますよ。当てはめる選手はいいんですよ。落とす選手ですよ、やっぱりプライドとかあるからね。若い選手を上げるのは余計にね、ドリスにしても岩崎にしても、プライドとか実績のある選手ですからね。それでスタートしたわけで。7、8回に変えるのはモチベーションとかね」

 実績のあるベテランをシーズン中に配置換えするのは難しいという見解を示したが、今後も抑えは岩崎とドリスのままでいくのか。シーズン終盤には石井大智の1軍復帰もありうるだけに、はたしてどうなるか。

(鈴木十朗)

配信元: アサ芸プラス

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