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「けっこう冷静ですよ」序列低下のマリノスGK朴一圭、熾烈なポジション争いにブレない姿勢を貫く「自分の良さを出してチームを勝たせたい」

「けっこう冷静ですよ」序列低下のマリノスGK朴一圭、熾烈なポジション争いにブレない姿勢を貫く「自分の良さを出してチームを勝たせたい」


 昨季まで横浜F・マリノスの守護神だった。しかし、迎えた8月7日の鹿島アントラーズとの開幕戦はベンチ外。スタメンに名を連ねたのは新加入のGKルベン・ブランコで、控えメンバーには飯倉大樹が入った。ただ、朴一圭に焦りは一切ない。

「僕はけっこう冷静ですよ。これまではラッキーなことに、キャリアの中でずっと、カテゴリーに関係なく試合に出続けてこられましたけど、こういうクラブにいると、そう簡単にはいかない。いずれはこういう時がくるし、こなければいけない。そういう意味で言うと、やっときたかという感じもあります。

 もちろん今までライバルはいましたが、基本的にはチームのファーストとして考えてもらえることが多かったので、いつかは自分が試合に出られない、メンバーに入れない状況になると思っていました。心の準備とイメージはしていましたし、年齢的にも起こり得ることなので、今の状況をポジティブに捉えています」
 
 冒頭の15分のみ公開された13日のトレーニングでも、コーチ陣からボールを受ける順番を見るとR・ブランコ、飯倉に続く三番手の立ち位置のように映った。だが、その状況も楽しめているという。

「本当にレベルが高いんです。ルベンも大樹君も、ツボ(坪井湧也)も。みんな良いパフォーマンスをしているので、そのなかで選ぶのは監督です。自分がルベンや大樹君、ツボ以上のパフォーマンスを毎日見せられればチャンスはくるはずなので、それが自分に足りていないだけ。この状況を楽しんでいますよ」

 コンディションは上がっているという朴は、こうも続ける。

「みんな練習中からイージーな失点は少ないんじゃないですかね。止めてほしいところを止めるという質は僕も上がっていますけど、みんなもそうなので、触発されますね。逆に引き上げてもらっている感覚もあります」

 熾烈なポジション争いを歓迎する朴に、「チャンスを掴むために、これからどう取り組んでいこうとしているのか」と問えば、ブレない姿勢を口にする。

「自分がブレたくないです。試合に出たいから自分の良いものを崩してまでやるというよりは、自分の良さで勝負していきたい。そこをブラさずにやっていきたいし、その先にチャンスがくれば、自分の良さを出してチームを勝たせたい。

 エゴに聞こえるかもしれないけど、自分はそれで生きてきたし、その良さを認めてもらえたからこそ、いろんなチームが自分を欲してくれた部分もあるはずです。チャンスを掴むための変化も大切かもしれない。でも、僕は自分の良さが出るような状態でサッカーをしたほうが圧倒的に良いと分かっているし、それがチームに与える影響も大きいと理解しているつもりなので、ブレずにやっていきたい」

 悔しいはずだが、ポジティブに振る舞う。朴らしい一面と言えるだろう。全体練習後も最後まで残り、自主練に励んでいたトリコロールの背番号1が、ピッチに立つ日を楽しみに待ちたい。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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