オールスター初選出の25歳の“度重なるミス”に厳しい目が向けられている。
ロサンゼルス・ドジャースのアンディ・パヘスは現地8月12日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「2番・中堅」で先発出場。4打数1安打でチームの勝利(4対2)に貢献したものの、一部からはABSチャレンジの多用に疑問の声が上がっている。
初回に打席に立ったパヘスはフルカウントからの8球目、内角低めのシンカーを見逃し。ストライク判定され、即座にABSチャレンジを要求したものの、ゾーンに完全に入っている球だったため判定は覆らず見逃し三振となった。
パヘスは10日の同カードでも3回にABSチャレンジを失敗。直後の4回にミゲル・ロハスが失敗したため、試合前半でチャレンジ権を失った。直後にパヘス自身がストライク判定に不満を見せながらもチャレンジできない場面があった。
地元紙『California Post』のジャック・ハリス記者のX投稿によると、デーブ・ロバーツ監督はそのような状況を受けて、コーチングスタッフがパヘスを含む複数の選手とABSチャレンジの使用について話し合ったという。チャレンジを完全に禁止したわけではないものの、状況が改善しなければその可能性もあるとロバーツ監督は語っているという。
そう話していた翌日、再び起きてしまったパヘスのABSチャレンジ失敗。ドジャース専門メディア『Dodgers Digest』のブルース・クンツ記者は「パヘスはチャレンジ権を取り上げられるべきだと思う」と厳しく指摘する。
また、同メディアのチャド・モリヤマ記者も「こんなこと言いたくないけど、パヘスは(シーズン)序盤の好調の後、完全に2025年の(未熟な)判断力に逆戻りしてしまった」と嘆いた。
米データ分析サイト『FanGraphs』によると、パヘスは今季25回(MLB7位タイ)のチャレンジで成功はわずか11回(同10位タイ)。球団内では試行、成功ともに最も多いものの、成功率はわずか44%と、規定打席に到達している選手の中で最も低い。
ちなみにチームで2番目に多く試行しているテオスカー・ヘルナンデスは14回中10回成功しており、同じく14回試行のムーキー・ベッツも8回成功。パヘスが試行回数の多さの割に有効活用できていない状況が浮き彫りとなっている。
一方でチームとして見ると、ドジャースは試行数125回でMLB11位、成功数65回で同9位、そして打者のABSチャレンジにおける得点価値は13.4で同4位。この新制度を積極的に活用し得点につなげられているといえる。
オールスタープレーヤーとはいえ、まだまだ伸びしろのある25歳。1打席1打席の重要性が高まるポストシーズンまでに何とか改善したいところだが...。
構成●THE DIGEST編集部
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