
ABEMAが、8月14日(金)朝5:00より、TVアニメ「魔法先生ネギま!」第1期・第2期の全話無料一挙放送を実施している(※放送後1週間は無料で視聴可能)。本作の第1期と第2期は、「同じキャラクター・同じ設定を使いながら、制作スタジオとアプローチが全く異なる」という、アニメ史においても非常に珍しく面白い歴史を持っている。
今回の放送を機に初めて触れる人や、久しぶりに麻帆良(まほら)学園に帰ってくる人に向けて、両作品のストーリーと圧倒的な魅力を振り返る。
■31人のヒロイン!あなたの「推し」は誰だ?
赤松健による大ヒットコミックを原作とする本作。イギリスのウェールズからやってきた10歳の天才魔法使いの少年・ネギ・スプリングフィールドが、修行の一環として日本のマンモス校「麻帆良学園」の女子中学校で教師(しかも担任)を務めることになる……という設定から物語は始まる。
麻帆良学園中等部3年A組(物語開始時は2年A組)に在籍する31人の生徒たちは、全員が主役級の個性と魅力を持っている。ここで、特に人気の高い5名をピックアップしてみよう。
神楽坂明日菜(かぐらざか あすな):ネギの同居人であり世話焼き役。元気いっぱいでケンカっ早いが、誰よりも仲間思いのメインヒロインだ。
エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル:見た目は金髪の幼女だが、正体は数百年の時を生きる最強の吸血鬼にして闇の魔法使い。のちにネギの「師匠」となる。
宮崎のどか(みやざき のどか):ネギに一途な想いを寄せる図書委員。前髪で目を隠した大人しい少女が、恋を通して成長していく姿は多くのファンを魅了した。
桜咲刹那(さくらざき せつな):京都神鳴流の剣士。親友である近衛木乃香(このえ このか)を影から護るためなら命を懸ける、凛々しい武士娘だ。
長谷川千雨(はせがわ ちさめ):普段は地味で無気力な生徒を装っているが、裏の顔はカリスマネットアイドル「ちう」。個性派だらけのクラスにおける貴重にして最強のツッコミ役である。
もちろん、武道家、カラクリロボット、チアリーダー、忍者、双子など、彼女たち以外にも属性特盛りの魅力的なクラスメイトがまだ26人も控えている。31人の中から、必ず自分だけの「推し」が見つかるはずだ。
■第1期『魔法先生ネギま!』:王道ラブコメと魔法の融合
2005年に放送された第1期は、原作の初期エピソードを中心に丁寧に描かれた「王道学園ラブコメ×ファンタジー」だ。最初は「10歳の子供」としてしか見られていなかったネギが、魔法のトラブルや学園生活を通して、少しずつ生徒たちからの信頼を勝ち取っていく姿が胸を打つ。特に、ヒロインの神楽坂明日菜(あすな)や、吸血鬼のエヴァンジェリンとのエピソードは必見である。
・伝説の主題歌「ハッピー☆マテリアル」
本作を語る上で欠かせないのがこの曲。月ごとに歌唱する生徒(声優陣)が変わるという斬新なシステムを取り入れ、CDがオリコンチャート上位を席巻する社会現象を巻き起こした。聴くだけで当時のワクワク感が蘇る。
■第2期『ネギま!?』:シャフト×新房昭之による超・異色作
翌2006年に放送された第2期『ネギま!?』は、続編ではなく「完全なパラレルワールド(別解釈)」として制作された。『化物語』などでおなじみのシャフトと新房昭之監督のタッグにより、作風が激変。黒板への文字演出、パロディ、シュールなギャグが連続する前衛的な演出が炸裂している。「チュパカブラ」や「モスキート音」など、原作にない謎の要素が物語を牽引するドタバタコメディに仕上がっている。
・進化した「仮契約(パクティオ)」システム
第2期では、1人のキャラクターにつき「アーマー(戦闘用)」「コスプレ(お楽しみ用)」「スカ(ハズレ)」という3種類のパクティオカードがランダムで発動するシステムが導入され、毎回のバトル(?)が予測不能なルーレットのようになった。
■第1期と第2期の比較
同じ素材を使いながら、これほどまでに違う料理が出来上がるのかという驚きを味わえるのが、この2作を連続で観る最大の醍醐味だ。
2005年に放送された第1期は、宮崎なぎさ監督のもとXEBECが制作を担当し、原作の雰囲気を重視した「王道ラブコメディ」のスタイルを貫いている。主題歌には社会現象ともなった『ハッピー☆マテリアル』を据え、キャラクターの魅力と王道のストーリー展開にじっくりと浸ることができる仕上がりだ。
一方、続く2006年の第2期は、新房昭之監督・大沼心チーフディレクターのタッグによってシャフトが制作を手掛けている。こちらは前作から一転し、シャフトならではのアバンギャルドな演出が全開の「ハイテンションギャグ」へと大胆な舵切りを行った。アップテンポで中毒性の高い『1000%SPARKING!』がオープニングを飾り、怒涛のパロディを笑い飛ばしたいときに最適な作品となっている。
このように、それぞれ全く異なる魅力と方向性を持っているからこそ、両者を比較しながら一気に楽しむのがおすすめだ。
31人のクラスメイトの中から、必ず自分の「推し」が見つかるはず。8月14日(金)朝5:00よりABEMAで実施される全話無料一挙放送は、これら2つの異なる魅力を一度に連続して堪能できる絶好のチャンスである。
またABEMAでは、8月に特別企画「アニメ毎週200作品無料祭」を開催。第2週の8月11日(火)からは「旧作アニメ新入荷」特集を開催しており、毎日懐かしい旧作アニメがABEMAに新入荷している。
早朝から始まる麻帆良学園でのドタバタな日々はもちろん、この機会にゼロ年代の熱気あふれる名作の数々を、ぜひお祭り気分で楽しんでほしい。

