13日のニッポン放送ラジオ『ナインティナインのオールナイトニッポン』(木曜25時)で、お笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之が千葉県内で記録的大雨に見舞われ、東京・有楽町の同局スタジオへの移動が不可能となったため、急きょ休演する事態が発生した。
番組では、相方の岡村隆史が単独で生出演し、冒頭から矢部との電話をつなぎながら異例の放送を進行した。この日の千葉県では線状降水帯による猛烈な雨が降り続き、気象庁が「レベル5大雨特別警報」を発表。千葉市など県内19市町に避難指示が出され、観測史上初の記録的雨量となる地域も現れるなど、数十年に一度の重大な危険が差し迫っている状況だった。
岡村が明かす緊急事態と矢部の電話報告
放送開始から、岡村はタイトルコールを1人で読み上げた後、「もうタイトルコール聞いた瞬間に、『あれ?』と思った方おられると思うんですけれども、現在こちらのスタジオには、私、岡村隆史しかいません」と切り出した。続けて「ニッポン放送の方で千葉県のね大雨の情報をずっと放送してるんですけれども。この雨の影響で、ちょっと矢部浩之さんがですね、ニッポン放送に来れないということでございまして。これお休み、もう今日はお休みっていうことなんでしょうね、多分ね」と説明した。
その後、電話で矢部とつながった岡村は「矢部氏。今日、ちょっとニッポン放送に来れないということ、お休みということになったんですけれども」と確認。矢部は「本当、申し訳ない。千葉にいてね」と謝罪し、「ビックリしたんですよ。雨の量と、あとまあ雷、もう雷が凄いんですよ、今も」と当時の状況を語った。
岡村が「こっちも雨は降ってたんですけれども、千葉の方は物すごい雨やっていう風には聞いてるんですけれども、相当な感じですか?」と尋ねると、矢部は「そうですね。もう身動き取れないんで、移動はしてないですけど。結構、洪水だったり大変なことになってますね。本当、申し訳ない。都内の方に移動する手段がなくてですね」と返答。岡村が「ちょっと走っても無理ですよね?」と問うと、矢部は「走ったら、12時間後ぐらいになるんじゃないですか?」と冗談めかしながらも、移動の術がないことを強調した。
吉本側の「ピリピリしたムードがずっと続いてましてですね」
矢部は、夕方頃に東京方面から来た時点では雨はまだ弱かったものの、その後「列車系の交通手段が運休停止」という情報を得て、スタジオ入りできないと判断したことを明かした。岡村は「今日吉本の社員さんも3人いまして、3人がなんか『ちょっとすみませんみたいな』、ちょっとピリピリ、ピリピリしたムードがずっと続いてましてですね」と振り返り、「ギリギリになって、『どうも来れないようです』って、もっと早く言うてくれたらこっちも対処の仕方があったんですけども。吉本がもうバタついてましたんで」と、事務所側の対応に困惑した様子ものぞかせた。
この日の千葉県では、千葉市中央区で1時間降水量が115ミリを記録し、平年の8月1か月分とほぼ同じ量の雨が短時間に降り注いだ。佐倉市では3時間で189.5ミリの雨量となり、同地点の観測史上最大を更新。道路の冠水や浸水被害が各地で報告され、避難指示は40万人超に及ぶ大規模な災害となった。ニッポン放送でも、この大雨に関する情報を随時伝えるため、直前の『日向坂46・正源司陽子のオールナイトニッポンX』が休止となるなど、放送体制にも影響が出た。

