
「ダークナイト」三部作や「オッペンハイマー」などで知られるクリストファー・ノーラン監督の最新作「オデュッセイア」(原題:The Odyssey)が9月11日(金)に日本公開される。この度、キャスト陣やノーラン監督のインタビューやメイキング、本編の見どころを集めた特別映像「英雄の旅」が公開された。
■メイキング&インタビューを収録
同作は、全米映画ランキングで初登場1位を獲得し、2026年実写映画のスタートNo.1を樹立。さらに、8月9日には全世界興収が11億480万ドル(約1860億円)を記録し、同監督の作品『ダークナイト ライジング』を上回り、自身の作品中、史上1位となった(Box Office Mojo調べ)。
トロイア戦争の終結後、イタケの王・オデュッセウス(マット・デイモン)は、家族の待つ故郷へ帰還を目指す。しかし彼の前には、神々の介入、怪物、そして荒れ狂う海など容赦ない試練が立ちはだかる。主人公を演じたマット・デイモンは、「インターステラー」「オッペンハイマー」に続きノーラン組への参加だが、ノーラン監督から連絡を受けた際はタイトルを聞く前にオファーを即決したという。この度、解禁された特別映像「英雄の旅」では「これほど大規模の作品は僕自身も初めてだと思う。野望は間違いなく最大だ」と語り、作品の規格外なスケールを明かしている。
「英雄の旅」では、荒波が打ち寄せる海岸で巨大な「トロイの木馬」を曳(ひ)く人々の姿など、リアリティ溢れる映像が次々と映し出される。ノーラン監督は、「『オデュッセイア』は壮大な物語だ。物語も1つだけじゃない。帰還の話ではあるが多岐のジャンルにわたっていて、誰もが共感できるストーリーに仕上がっている。映画化において楽しみだったのは、壮大かつ常識を超えたアイデアの数々をいかに現実的に見せるかだった」と、古典を現代の超大作として蘇らせた手ごたえを語っている。
■アン・ハサウェイ「人類が生み出した傑作の1つだと思う」 キャスト陣が映画やノーラン監督の手腕を絶賛
また、オデュッセウスの帰還を信じ待ち続ける妻・ペネロペ役のアン・ハサウェイは、本作について「人類が生み出した傑作の1つだと思う」と力強くコメント。オデュッセウスの忠実な部下・エウマイオスを演じたジョン・レグイザモも、「『オデュッセイア』はすべての物語の原点だ。英雄譚はここから生まれた。家族のために苦難を乗り越えていく姿は、観ている人の心の奥底に響くはずだ」と映画やノーラン監督の手腕を絶賛している。
同作の重要キャラクターの一人である女神アテナを演じたゼンデイヤは、「想像を超える規模感だけど、深く生々しい感情も描いている。没入しつつも自分を投影できる」と、作品の圧倒的な臨場感と人間ドラマの奥深さについてコメント。
さらに、マット・デイモンは「今回の脚本は『オッペンハイマー』と共通する部分があります。あの作品も内容が非常に濃密な大著を原作としながら、ノーラン監督がその筋書きやテーマ、豊かさなどを損なうことなくエッセンスを抽出しているからです。ノーラン監督は原作の物語を一切の無駄なく芸術的に再構築しているだけでなく、特定のテーマを強調することで本作ならではのアイデンティティとメッセージを確立している。それでいてホメロス版『オデュッセイア』の姿はしっかりと保っているのです」とノーラン監督による脚本のクオリティの高さ、そして作品が持つテーマの身近さについても明かしている。

