
柏戦で攻撃の形を見出せなかった東京V…”司令塔不在”の大きさを感じさせる一戦に
2026年8月14日、東京ヴェルディはMUFGスタジアム(国立競技場)で柏レイソルと対戦した。26-27シーズンのJ1リーグ第2節。ホームの東京Vは3-4-2-1システムを採用し、柏とのミラーゲームに臨んだ。
立ち上がり2分、林尚輝のヘディングシュートで幸先よく先制。しかし、その後は中盤での軽率なミスが散見され、11分には遠藤渓太に強烈なミドルシュートを決められた。以降は柏にボールを握られる時間が長くなり、主導権を奪い返せないまま試合を進めることになった。
平川怜は中盤で奮闘したものの、柏のテンポの良いパスワークに押し込まれ、最終ラインが徐々に下がる場面も少なくなかった。守備に追われる時間が続き、前半は柏にペースを握られる苦しい展開となった。
攻撃面でも課題が目立った。ボールを奪ってから前線へ運ぶまでのテンポが上がらず、出し手と受け手のタイミングも噛み合わない。ビルドアップが停滞し、ボールホルダーがロングボールを選択せざるを得ないシーンも見受けられた。
後半に入っても流れを変えられず、65分には途中出場の瀬川祐輔に勝ち越しゴールを献上。反撃を試みたものの、ビルドアップで苦戦して前線へ効果的にボールを運べず、82分には久保藤次郎にダメ押しの3点目を許した。
この試合では、攻撃の形を最後まで見いだせなかった印象が強い。3バックがボールを保持しても周囲のサポートが乏しく、前進するための選択肢を作れなかった印象も。攻守の潤滑油として機能する司令塔・森田晃樹と齋藤功佑の不在の大きさを、感じさせる一戦だった。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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